亜鉛(Zn)は味覚、発毛、精子の生成などに関与している大切なミネラルです。
欠乏することにより味覚障害、皮膚炎、脱毛、貧血、口内炎などを引き起こし、糖尿病、慢性炎症疾患、慢性腎臓病の多くは亜鉛欠乏状態といわれています。
糖尿病患者において亜鉛を補った場合、血糖値、HbA1cの改善が見られることはよく知られています。
日本人の食事摂取基準は成人男性10mg/日、女性8mg/日とされており、食品でいえば牡蠣やハマグリなどの貝類に多く含まれています。
ただ、毎日このような貝類を食する訳にはいかないため多くの方はサプリメントを活用することと思われますが、亜鉛単独のサプリメントの摂取には注意が必要です。
亜鉛をむやみに摂りすぎると、吐き気や腹痛などの消化器不快症状やアミラーゼやリパーゼなどの数値が上昇したり、亜鉛は銅を追い出す作用があるため汎血球減少などの症状が出ることもあります。
ゆえに過剰摂取はもちろん良くありませんが、普段の食事からでも不足しがちな栄養素なので、亜鉛単独のサプリメントではなく、精製の良い「牡蛎肉エキス」のサプリメントでバランスよく補うのが安心です。