実は、腸内細菌については通常、小腸にはほとんど生息してなくて大腸に近づくにつれて増えていくのですが、何らかの原因で小腸にいないはずの腸内細菌が棲みついてしまい、食べ物の発酵分解によりガスが発生して不調を起こす原因になります。
これをSIBOという病気といって最近研究が行われています。
小腸で細菌が異常に増えすぎるとお腹が張ったり、げっぷや逆流性食道炎、下痢、便秘などの原因になってしまい、さらに、小腸にガスが発生することでお腹の張りだけでなく、タンパク質、ビタミン、ミネラルなどの栄養素の吸収にも影響することも考えられます。
対処としてまずは、小腸内に雑菌を増やさないような食事をしていくことで、そのためには、小腸で消化せず、大腸で発酵する糖質を含む食事(低FODMAP)を優先し、SIBOを引き起こす可能性のある食品を控えることがポイントです。