EPAとDHAは構造もよく似ており、いずれも血中の中性脂肪やコレステロールを低下させる働きがあることは良く知られています。

 

さらに体内での抗炎症作用があり、体内の炎症を鎮め正常な状態に戻す働きも有します。

 

よく似たもの同士ですが、両者の大きな違いは作用する場所にあります。

 

EPAは血液脳関門を通過することができないのですが、DHAは通過することができるため脳内の血管を健康的に保ち、一方EPAは高い血小板凝集抑制作用から、心筋梗塞や虚血性心疾患などの予防効果が期待できます。

 

また、体内で抗炎症物質に変換され、体内の炎症を収束することが報告されているため、アトピー性皮膚炎、関節リウマチ、がんなど、炎症性の強い疾患におすすめです。

 

ただ、血流も促進する作用から、「動脈硬化症」を患っている方はサプリメントだと軽視せず、医師、薬剤師などに相談されて取り組むようにしましょう。