高血圧には塩分の影響を受けやすい「食塩感受性高血圧」と塩分の影響を受けない「食塩非感受性高血圧」の2つのタイプに分かれます。
比率的には4:6ほどで、実は塩分に影響されにくい「食塩非感受性高血圧」の方が6割と多いのです。
これらの、はっきりとしたタイプの診断基準はまだないのですが、減塩することで血圧が安定するなら「食塩感受性高血圧」、変化がなければ「食塩非感受性高血圧」の傾向があると、ご自身のタイプも知っておくことも大切かもしれません。
しかしながらナトリウムも生命に大切なミネラルの一つです。
むやみやたらに塩を悪者にして減塩するのは健康への影響もありますので注意しましょう。
ちなみに厚生労働省では「成人1日10g以下が望ましい」とされています。
これは一律の目安なのですべてに当てはまるわけではありませんが、特に「食塩感受性高血圧」の方はこれを意識していただきたいですね。