私たちは夜間眠っている間にも体内のブドウ糖は消費されています。

朝起きた時、頭がボーっとしているのは体内がブドウ糖不足のためです。

 

そのため朝食を抜いてしまうと、体内のブドウ糖が足りないため、身体は「グルカゴン」という血糖値を上げるホルモンを分泌し、食事をしていないにもかかわらず血糖値は上昇し、さらに昼食後の血糖値が急上昇してしまいます。

 

一方、朝食をきちんと摂って、朝に適度なたんぱく質や糖質を補うと、昼食後の血糖値の上昇は緩やかになります。このように、朝食を摂る習慣を行うだけでも「血糖値スパイク」を回避することにつながります。

 

もちろん、パンはGI値の高い食品です。 少しのパン食でも血糖値が急上昇しやすいので、朝食はパンではなくご飯食にしましょう。

 

「血糖値スパイク」はなにも糖尿病に限ってのことではありません。

健康な方でも食事の摂りかたによって日々簡単に起こっています。

 

「血糖値スパイク」の本当に怖いのは、自覚症状がなく体内で血管や臓器を傷つけ「慢性炎症」を起こすことで、ひいては、がん、アトピー、脳梗塞、心筋梗塞、糖尿病、自己免疫疾患などの大きな疾病につながるからです。