血糖値スパイクとは、食後の血糖値が急上昇した後に、たくさんのインスリン分泌によって低血糖になる現象をいいます。

 

インスリンは血糖値を下げる働き以外に、脂肪を合成するといった働きもあるため、血糖値スパイクを知らず知らず頻繁に起こしている人は太りやすくなります。

 

さらに血糖値スパイクは起こすごとに活性酸素が発生するため、臓器や血管を傷つけてしまうのです。

ゆえに血糖値スパイクを起こしにくい生活を過ごすことは健康にとても重要です。

 

血糖値スパイクを起こしている可能性のある時は、

①  食後眠気を感じる

②  食事を終えたのにすぐお腹が空く

③  食後にイライラする

 

といった現象が起こりやすくなります。

 

こうして血糖値スパイクが続くと、血液中に余った糖が体内の組織や細胞にたまり、「糖化」という反応が進みます。糖化が進むと、糖尿病だけでなく、肌のくすみやシミ、シワなどの老化や、骨粗しょう症、白内障、認知症などの様々な病気を引き起こす原因になります。

 

次に、できるだけ血糖値スパイクを招かないようにする工夫をお伝えします。

 

血糖値スパイクを起こしにくくする工夫

 

糖尿病でなくても誰しも食事をすれば血糖値が上がります。

しかし、上がり方が急だと身体に悪影響を及ぼすため、血糖値スパイクはできるだけ起こさない様にすることが賢明です。

 

血糖値を緩やかに上げ、緩やかに下げることで、活性酸素の発生を制御でき、病気になりにくい生活法の一つですので是非摂り入れてください。

 

①   炭水化物食品を単品で一度に食べ過ぎない!

カレーライスだけ、ラーメンだけという食事を控えましょう。

 

②   炭水化物を全く抜いたり、減らし過ぎないようにする!

朝食を抜いて昼お腹いっぱい食べる。 全く炭水化物を摂らない。 という食事法は血糖値が下がりすぎるため、その後の少しの食事で血糖値スパイクを起こしやすくなります。食事はバランスよく摂りましょう。

 

③   飲料のみの食事を控える!

野菜ジュースを食事代わりにしている方は要注意。 ドリンクタイプは咀嚼がないためダイレクトに吸収されてしまいます。

 

④  よく噛むこと!

咀嚼を増やすとアミラーゼという酵素によってデンプンを糖に分解するのを促進します。そのため、少しの量のインスリンによって血糖値をコントロールしやすくなります。

 

このように、日常で少し気遣うだけでも身体への負担は減らせるものです。 

特に自律神経不調の方にはおすすめですよ。  ぜひお試しください!