高齢者の加齢における体力の低下の経過を約1万人、5年にわたって調査した研究で、フレイル(虚弱)の方は太っているほど、、、 フレイルでない場合は少し太っている人の方が、死亡率が低いという結果が発表されました。

 

肥満傾向を示す指数にはBMIというものがあります。

BMIは18.5未満で「やせ型」、18.5~24.9が「標準」、25以上で「肥満体形」とされており、フレイルでない人においてはBMI23~24くらいが最も死亡率が低く、フレイルの場合は太っているほど低リスクと意外な結果となりました。

ちなみにBMIは、体重(Kg)÷身長(m)x身長(m)で算出できます。

 

もちろんフレイルの状態は健常の人より死亡リスクが高いことは事実ですので、食事や運動、生活習慣の見直しによってフレイルを改善することが先決となります。

若いころにはスリムさにあこがれるものですが、高齢になると多少ぽっちゃりしている方が、死亡リスクが低くなるというメリットがこの度明らかになりました。