ケトジェニックダイエットに際してケトーシス体質とはエネルギー代謝の中心を糖質から(脂質代謝)ケトン体に切り替えることをいいます。

 

ケトーシス体質に変わる期間には、今までのその方の食生活が大きく影響するため、糖質中心の食生活が長かった人では少し期間を必要とすることがあります。

2~3日でケトーシスの状態に変われる人から、3週間以上かかる人まで個人差があります。

 

また、いきなり糖質カットだけをして、他のエネルギーを補うことをしていないとエネルギー不足のためフラフラ(低血糖)になって危険です。

ゆえに糖尿病の人やインスリン注射などの治療を行っている人が安易に取り組むことは非常に危険です。

 

そのため、ケトジェニックダイエットを行う際には、1日あたり全体のカロリーの5~10%ほどの炭水化物を摂るということを推奨されています。(糖尿病の人は20%からはじめる)さらにタンパク質も全体の30%までに抑えて脂肪の摂取を55~65%まで増やすようにすることが求められてきます。

このように、全く糖質を摂らないといったやり方は決してしてはいけません。

 

さらに、ケトジェニックダイエットを行うと、水分が抜けるため体重が減ります。

そのため、水分と塩分を補って脱水状態から回避し、ビタミン・ミネラルを不足しないよう気を付けます。

 

ケトーシスの体質に転換するまでの間は、多少の気だるさが出たり、気分が優れない、口臭や体臭から獣臭がするといった現象が起こりますがその後、移行できれば、体が軽い、頭がすっきりするなどの健康的実感が得られます。

 

ケトーシスの体質には多くの健康メリットがありますが、自己の判断で安易に行うのはとても危険ですので、必ず専門家にご相談するようにしてくださいね。