ニンジンにはカロテノイドや抗酸化物質を含むことがわかっていますが、さらに新たなファイトケミカルが発見されました。
名前はイソファルカリントリオール(IFT)と呼ばれるもので、ミトコンドリアのエネルギー産生に関与していてミトコンドリア生合成を促進するものとのこと。
さらに、IFTには線虫における実験で寿命を延ばす効果があり、マウスの実験では糖代謝を高め持久力を養い、フレイル(加齢で心身が衰える状態)を改善し、がんに対しても抑制する効果が期待できると海外のネーチャーコミニュニケーションズという雑誌に報告されました。
まだ、実験の段階で人体にどう効果があるなどは明確ではないのですが、今後の研究に注目したい明るい話題ですね。
ニンジンは生で食べるよりも、スープにして栄養素を余すことなくいただく方法で食されることをおすすめします。