「低血圧だから、朝の目覚めが良くないんですぅ」 このようなお話よく聞きますよね。

しかし実はこれ「低血圧」が原因ではないということご存じでしたか?

 

医師から血圧管理を指示されている高血圧の患者さんは、朝と夜1日2回測るように言われますよね。 これは、「早朝高血圧」といって朝の血圧が高くなっていないかチェックするもので、朝は血圧が上がる傾向になります。

 

これは、血圧をあげて血行を促進し、身体を温めようとする自律神経の働きで、私たちは体温が上昇してくると目覚めていくのです。

 

すなわち、朝の目覚めが弱い人は低血圧だからでなく、「低体温」だからです。

 

身体の深部体温が低いと、自律神経がスムーズに働いてくれません。

それによって、徐々に血圧をあげて、血液を全身に巡らせ、体温を上げていき目覚めるというプロセスがうまくいかなくなるのです。

 

「低体温」は万病のもとになりますので、毎日快便の36.5℃を目指したいですね。

 

「低体温」を改善するには、身体を直接温めるのはもちろんですが、日頃偏った食事になっていないかなどもチェックしてみましょう。

ついつい、好きなものの食する頻度が上がって、気づかない間に身体を冷やす陰性食品の摂り過ぎに陥っているかもしれません。

 

ただし、食材そのものが陰性であっても調理によって性質が変わります。

性質を変えられるものは調理に工夫をしてみましょう!

(例)豆腐→冷やす性質があるが、湯豆腐なら→体を冷やさない

 

【身体を冷やす陰性食品例】

トマト、きゅうり、ナス、トウモロコシ、ピーマン、アボガド、タケノコ、レタス、キャベツ、白菜、ほうれん草、小松菜、バナナ、みかん、すいか、パイナップ、ぶどう、メロン、梨

糖類(デザート)、小麦粉、めん類、白米、牛乳、豆乳、豆腐、産地が南国のもの