睡眠のホルモンであるメラトニンの生成にはアミノ酸の一種トリプトファンの栄養素が必要になります。

トリプトファンは必須アミノ酸ですので食品から摂取しなければなりません。

肉や魚、乳製品、大豆製品などのたんぱく質食品を分解してトリプトファンが得られ、それを腸内菌がメラトニンの前段階のセロトニンを作り出し、メラトニンの分泌が可能になります。

 

よく眠れないというお悩みの方は胃腸が虚弱で、細身の方に多く見られます。

すなわち、胃腸を元気にしなければ幸福ホルモンのセロトニンやメラトニンも少なく、ストレスを抱えやすく、睡眠の質の良くない状態に陥ってしまうわけです。

 

腸内細菌は睡眠の質や心の健康に大きく関与しており、腸内細菌の数が多く、バランスのよい腸内環境ほど、メラトニンの生成に関わるため、活発な腸内細菌が棲む腸内環境を維持するのはとても大切です。

ましてや、ヨーグルトを食べなければお通じがないなどは、かなり腸内環境が疲弊している可能性があるので要注意ですね。

 

たんぱく源としては乳製品もいいのですが、牛乳、チーズ、ヨーグルトなどのたんぱく源は腸内菌のバランスを崩しやすいので控えめにし、水溶性繊維(オクラや長芋などのネバネバ食品)をしっかり摂って、腸内菌の餌を補うようしましょう!