GI値とはGlycemic Index(グライセミック・インデックス)の略で、食品に含まれる糖質の「吸収の度合い」を示すものです。 血中のブドウ糖濃度はGI値が高い食品を食べた時ほど急激に上昇してしまいますが、GI値の低い食品ほどおだやかに上昇します。

 

高GI値食品を摂ると血糖値が上がりやすくなり、それに対してインスリンも上昇します。

インスリンには糖を下げるだけでなく、細胞を増殖させる作用が強いことから、

すなわち、高インスリン状態はガンが発生しやすい状態でもあるのです。

 

また、高インスリン状態になっていると、IGF-1(インスリン用成長因子)が上昇し肺がん、乳がん、前立腺がんなどのリスクを上げることがわかっています。

 

通常IGF-1は血糖値の調整や中性脂肪を減らしたり、コレステロールのコントロールなどをする働きを持つものですが、高血糖が続く状態になっていると、ガンを増殖する方向に働いてしまうので要注意です。

 

よって、糖尿病でない人でも血糖値の管理はガン予防に有効なのです。

 

ポイント

①  低GI値食品だけでなくいろいろ織り込んだ食事が良いとされています。

②  食べた後は身体をしっかり動かす習慣を!

③  筋肉は糖をしっかり代謝するので、筋肉トレーニングはとても意味があります。