現在、我が国の大腸がんは全体のがんの種類において2番目に多い疾患です。
その原因として過度な飲酒・喫煙、ストレス、運動、睡眠不足などが考えられますが、中でも飽和脂肪酸、トランス脂肪酸、グルテンの取りすぎも危惧されています。
特にパン、パスタ、うどんラーメンなどの小麦製品に多く含まれるグルテンから分解されたグリアジンは、活性酸素を発生し、細胞を傷つけ癌化させる原因にもなっています。
グルテンは腸壁に小さな穴をあけてしまうリッキーガットシンドロームを引き起こすとして知られていますが、小麦粉が水に濡れるとべとつく事からわかるように消化がされにくい状態で長い間腸に張り付いてしまいます。また、便として体外に排泄されるまでにはおよそ3ヶ月もかかるといわれています。
このように腸に小さな穴があいてしまうとそこから大腸菌などが血管を介して全身に循環し原因不明の発熱なども起こします。
もし、お子さんが熱を出された場合は、最近の食事にグルテンが多くなってないか確認してみましょう。 その他、アレルギー体質を助長させる結果にもなってしまいます。
リーキーガット改善のための食事は、アルコール、乳製品、糖類や小麦製品を避けて、水溶性の食物繊維、発酵食品を積極的に摂ることがコツです。
小麦や砂糖、乳製品を使用しているパン食を減らし、砂糖を使わない和食を積極的に取り入れましょう。
【リッキーガットシンドロームの主な現象】
慢性の下痢や便秘、腹部膨満感、アトピー性皮膚炎、食物アレルギー、うつ症状、頭痛、物忘れ、慢性疲労