体内の80%のリン(P)はカルシウムと結合し、水に溶けないリン酸カルシウムの形で骨などを形成しています。
リンはDNAや細胞膜の主成分で必要なミネラルですが、現代では通常の食事から不足することはなく、むしろ摂りすぎてしまっている現状です。
ちなみに水道水にも含まれています。
特に食品添加物にリンは多く、リン過剰摂取による懸念される疾患は、慢性腎臓病、動脈硬化、心臓病、脳血管障害などです。
さらにリンの過剰摂取によってミネラルバランスが崩れると、カルシウムの吸収が阻害され、骨密度低下のリスクがあるとされています。
普通の肉類に含まれるリンは有機リンと呼ばれ、あまり気にしなくても良いのですが、食品添加物などに含まれる無機リンは90%も吸収されてしまいます。
この無機リンをいかに減らせるかがこの健康ポイントになります。
具体策としては
1 ハム、ソーセージ、ベーコンや魚肉ソーセージ、かまぼこなどの練り物、水産加工食品など加工肉を減らす
2 カップラーメンやファストフードを減らす
3 賞味期限の長いものは極力買わない
4 いかにも着色料を使っていそうな食品は避ける
5 値段の安すぎるものは注意です
6 ○○料、○○剤という表記の多いものは避ける
また、自覚症状として、どうも疲れやすいという人は、最近加工食品を食べ過ぎてませんか? リンの過剰摂取を疑ってみてください。