少し前からウナギは高級食材になってしまいましたね。
天然ウナギは特に捕獲量が少ないようです。
これ対して実は「農薬」が関係してるのでは、という研究があります。
カメムシやウンカなどの害虫から作物を守る目的で1993年から使用されている「ネオニコチノイド系の農薬についてです。(通称ネオニコ)
特徴としては、神経毒性、浸透性、残効性に優れており、散布後下流に流れ、ワカサギやエビ、カニなどが餌とするプランクトンが激減したとのこと。
それによって甲殻類を餌とするウナギも減少したと考えられています。
人体には影響がないとされていますが、実際に神経毒性があるためヒトの子どもの脳にも影響を与える可能性があるとして懸念されています。
特に、自閉症、広汎性発達障害との関連性を疑う研究者も多く、その後の研究で人の脳神経や脳にダメージを与えていることも確認されています。
このネオニコ系農薬は国が安全とされている量においても体内に徐々に溜まっていき、微量でも毎日摂取されてくると、体内濃度が上昇する可能性は否定できないとのこと。
実際に新潟県佐渡市ではネオニコ農薬使用を中止することによって田んぼの虫なども増え、ひいては絶滅危惧種であったトキが復活したそうです。
まさに食の安全性を考える時代になりましたね。