人間の脳は夜間になると収縮し、そのできた隙間に脳脊髄液が流れ込むことで、脳のお掃除をしています。これによって、認知症の原因ともいわれているアミロイドβタンパクやその他の脳内の老廃物を睡眠中に洗い流してくれているわけです。

 

しかし、睡眠時間が少ない日が続くとこの掃除時間も短くなり、これらの老廃物が処理されず残ってしまいます。一旦蓄積した老廃物は毛玉のように凝集するためどんどん蓄積してしまいます。

 

実際、若い時期に睡眠6時間以下の生活をされている方はアミロイドβタンパクの蓄積の可能性があり、10~20年後の50代を過ぎてからアルツハイマー病などを発病しやすくなるとのこと。

 

【対策】

一度溜まったアミロイドβタンパクは取り除くことはできない。

そして、ある程度蓄積してくると脳神経を潰し始めます。

よって、40~50代のころから十分な睡眠をとることが大切。

また、20~30代の若い方でも1日7時間以上の睡眠をとることを推奨しています。

 

さらに運動すると出る脳内物質(BDNF)によって脳神経細胞が壊死するのを抑制してくれます。

運動といっても、1日20分程度の軽い運動を行うことで認知症のリスクが1/2~1/3ほど下がるとのこと! 朝散歩などの取入れましょう!

 

参考「精神科医・樺沢紫苑の樺チャンネル」より