日本人でも確かに新型コロナウイルスに感染します。 もちろん、重症化されて苦しまれた方や不幸にもお亡くなりになった方もいらっしゃいます。 

しかし、99.96%の日本人感染者は重症化していないのも事実です。

 

では海外の新型コロナ感染者に比して、日本人はなぜ感染者や重症者が少ないのでしょうか?

それには様々な要素が絡んでいると考えられていますが、中でも遺伝的要素には大変興味深いものがあります。

今からおよそ6万年前に交配によって南欧のネアンデルタール人から現代人に受け継がれた遺伝子を持つ人が新型コロナウイルスに感染すると、重症化する可能性が最大で3倍に増えると、国際プロジェクト「COVID-19ホストジェネティクスイニシアチブ」の研究によって重症化する遺伝子を特定されました。

 

このネアンデルタール人の遺伝子を持つ人は日本人にはほとんどいないそうで、

これも日本人感染者の99.6%が重症化しなかった理由の一つともいわれています。

 

されど、遺伝的要素を持っていないとしても油断せず、これまで通り感染症対策をしっかりしていくことに変わりありません。

 

普通の風邪のように、軽い感染を繰り返しながら、終息していってくれたらいいですよね。