筋力が落ちると静脈の血液を心臓に戻す筋肉のポンプ作用が低下し、冷えやむくみにつながります。
筋肉の使用度合いが少なくなると、体内の糖の消費も落ち、食後の血糖値が高めの状態が続くことになり、その結果脂肪の蓄積や血管の老化(動脈硬化)が進み、やがて糖尿病や心臓病につながります。
筋力を高めるため運動を継続すると、糖を筋肉中に引き込むタンパク質『GLUT-4』が筋表面に集まり血糖値が下がりやすくなり、さらには血糖のコントロールに不可欠なインスリンの働きも向上します。
また、体を動かすことで筋肉が出している『イリシン』という物質が脂肪を溜め込む細胞を変化させ、体に脂肪を溜めにくくします。
これらのことからも糖尿病や心臓病予防にも適度な運動はとても大切ですね。
筋肉をつけるためには、自分に合ったレベルの運動を見つけ、多少の負荷をかけることが必要です。
さらに、ぜい肉を落として筋肉をつけやすくするために、プロテインそのものではなく、タンパク質の原料となる『総合アミノ酸』を摂取しながら運動を行うことをおすすめします。