【種類】
頭痛には主に大きく緊張型頭痛と片頭痛の2つに分けられます。
緊張型頭痛は頭を締め付けられるような痛みがダラダラ続くのが特徴で主に首筋や肩の筋肉の凝りや精神的・身体的ストレスが原因で起こるとされています。
一方片頭痛はこめかみにズキズキとした痛みが起こり、ひどくなると吐き気を伴う場合もあり、比較的女性に多く、脳の血管が拡張した際に周辺の神経を刺激するためにおこるとされています。
緊張型頭痛の場合は軽い運動で緊張をほぐしたり、首元を温めると軽減でき、片頭痛は逆に冷やしたり、こめかみを抑えると楽になるといった傾向があります。
【主な原因】
多くは筋肉の緊張による血行障害によって引き起こされていますが、これにはカルシウム不足が関与しています。
カルシウム不足の状態が続くと、生命維持に必要なカルシウムの血液中濃度を正常の約1%に維持するために副甲状腺ホルモンが分泌され、骨からカルシウムを溶かし出して血液中のカルシウム濃度を維持しようとします。
この際、副甲状腺ホルモンには骨を溶かし出して血液中にカルシウムを供給する働き以外にも血液中のカルシウムを細胞内に押し込んでしまう働きがあることから、平滑筋に繰り返し押し込まれることで血管が収縮し痙攣が起きてしまいます。
このようなことからカルシウム不足になると血管が収縮し、血行不良が発生しやすくなり頭痛や肩こりが起きやすくなります。