4-3 骨強度は骨密度と骨質で決まる

 

骨粗鬆症改善を改善するには、骨密度をあげるためにカルシウムだけをたくさん摂り入れれば良いといった単純なものではありません。

 

骨密度改善の治療を行って、充足率100%を達成しても、石灰みたいに硬い骨では、尻もち程度のちょっとした衝撃で崩れてしまったという話はよくあることです。

 

骨の強度は骨密度(70%)+骨質(30%)で決まってきます。

 

赤ちゃんや若者の骨は、しなやかさが伴うので、多少負荷がかかっても折れにくいのです。

すなわち、骨量だけでなく骨質もとても大切です。

 

鉄筋ビルを考えたらわかりやすいと思いますが、ビルを建てるのにコンクリートだけでできないですよね。 必ず、コンクリートの中に鉄芯がしっかりと入れられてます。

 

これによく似て、私たちの骨もカルシウムだけでなくコラーゲン(タンパク質)が加わって初めて、そのしなやかさが保てます。

 

ただ、コラーゲンそのものを摂取しても体内で一旦アミノ酸に分解されてタンパク質に合成されるため都合よくコラーゲンに再合成されるとは限りません。

よって、総合アミノ酸の形で補うことの方が、不足している部位に身体が必要に応じてコラーゲンを生成していくのでより効率的になると思われます。

 

柔軟性のある骨創りを目指しましょう!