例えばおいしい炭酸飲料を、思いついたとして、

その炭酸飲料100本生産し、缶ジュースとして120円で売ってみようと考えたとする。


しかし、100本を120円で作れるはずがないですよね。

缶の作成代金でおそらく120円を軽く超えてしまうでしょう。


おそらく1000本作ってアルミ工場が動いてくれるか動いてくれないかだと思います。

もちろん120円で作ってもらえるとは限りません。


結局作るのに1本1000円かかってしまい、それを1500円で売るとします。

もし、今までにない炭酸飲料だったらその缶ジュースは1500円でも売れます。

しかし、市販されているものと変わらないようなものであると、その炭酸飲料は物珍しさでしか売れません。


かといって周りの一般製品に近い値段にするために、手を抜いたりすると、もっと売れなくなります。


アパレル業界も同じです。

小ロットだとやはり高くなります。

しかし、なぜ高いか?ということがお客様に伝わったり、

作り手のこだわり等が伝えることが出来ればその商品はとても価値のあるものになります。


オリジナルブランドをいかにブランディングできるか。

それが重要だと思います。


その中でコストを削っていくことももちろん大切なことです。



最近よくお問い合わせがきます。


個人でブランドを立ち上げたいのですが、小ロットはどれくらいでしょうか。

また値段はいくらくらいかかってしまうのでしょうか。


この質問の答えはとても難しいのです。

小ロットに関しては、一枚からでも作れるのですが、

Tシャツのことをブログで書いた通り、

一枚でもパターンや裁断、生地、縫製と

全ての工程、材料が必要ですのでコストが上がってしまいます。


まず、必要な固定の部分(パターン、版のような物、また生地、その他副資材のロットなど

この値段は固定です。1枚作っても10000枚作っても同じ値段なのです。


つまり、枚数を多く作ればこの固定の値段が一枚あたりの値段にあまりかからなくなるわけです。



また、縫製、加工、プリント等も1枚から可能なのですが、

その1枚作るためにも、何台ものミシンの糸を変えたり、プリントの色を配合するという手間が

工場にかかってしまうのです。

するとその準備で100枚以上つくれるのに実際は1枚しか作らないとなると、

工場も小ロットの料金(作業以外の手間賃として)が発生してしまうということなんです。



だから簡単にオリジナル製品を生産してくれる会社というのは小ロット○○○○枚から等と、

ロット数を定めてを作っているのですが、

アパレル初心者の方にでも、資金力が無くても、若くてコネクションが無くても

「作りたい!!」という願望をもっている人には協力してあげたいというモットーに当てはまってないから

行いません。



お客様のなかでは、大変満足していただいてるシステムですが、

社員、工場には手間、迷惑をかけてしまっているなと思います。

でも、この生産を実現することにより、資本金が少なくても、他のブランドと変わらない物を作れるのです。

いい製品を作れば、資金もたまり、いずれは大きなブランドになれると信じています。



自分のブランドのビジョンが構築されているのであれば、

最小ロット、またそれにかかる料金に悩まされるのでは無く、

新たなデザインに悩んだり

またその商品の販売方法を練る時間に使ったほうが良い物が作れるし、

そのブランドは成功すると僕は思います。


Tシャツを作るには ~副資材~
Tシャツを生地、パターンから作る手順はわかりましたでしょうか?

後忘れてはいけないのが副資材です。

一般のTシャツに必要な副資材は、

ブランド織ネーム
洗濯表示タグ


ブランド織ネームにサイズ表記がないものは
サイズ表記のタグを忘れずに(笑)

このタグ、ネーム類を作るにも、大抵のところがロットを積まないと作れません。また、タグと言えどもTシャツのプリントに負けないくらいの版代がかかるところが多いようです。

縫製する前にこのようなネーム、タグなどの副資材を用意しないと、ロックミシンでかけることができなくなってしまいますので、早めにデザイン等を決めておいてた方が良いでしょう。