敷地面積は157ha、作付面積は118haでサン・ジュリアン最大とのこと。赤の比率はメルロー27%, カベルネ67%, プティ・ヴェルド6%の割合。日照時間の条件から、メルローは東側に、カベルネは西側に植えているのだそう。樹林密度は8500本/ha。平気樹齢は35年。収穫は手摘み。1本の樹から0.8本のワインができるそうで、計算してみたら118ha x 8500本 x 0.8で約802400本が生産されるようです。
試飲アイテム ① Les Arums de Lagrange 2014 ② Les Fiefs de Lagrange 09 ③ Chateau Lagrange 09
① 年間約20000本生産。SB60%, SM20%, SG20%。Arumとはシャトーの周りに咲いているアルムの花の意。日本語ではオオコンニャクらしいですが、ちょっとわからず。この時期はシーズンではないらしく、見れませんでした。残念。2~3年以内に飲むのが良いとのことで、確かにフレッシュでグレープフルーツの香味、ライム、酸がしっかりありながら蜜のようなニュアンスもあり、白身魚介系のカルパッチョなどにあうのではないかと。
ボトルの写真を失念した上に、どっちがどっちのワインか失念
② 紫がかったルビー。鉄っぽいニュアンス。味わいはまだタニックでなんとなく口にべっとりまとわりつく味わい。埃っぽいというか、スモーキー?な味わい。
③ ②に比べると当然凝縮感が上がります。色もやや濃いめ。しかし、味わいは??なんというか、日本的な味わい。いや、ここでいう日本的なというのは同社が日本で造る登美の丘に訪問したことがあるのですが、それを彷彿させるスタイル。つまり、日本食に合わせやすそうなワインかもしれませんが、フランス的にはこれはありなのかな?という印象。
このバリックに入れる前にアッセンブラージュをしてしまうそうです。ここはシャトーによって異なるようですが、この樽の中は既に4つのセパージュのワインが入っているわけです。1stワインは18ヶ月(70% new barrel)、2ndは15ヶ月熟成(25% new barrel)。バリックは8つの異なるメーカーを使用。
ここまでで、ツアーは終了。レセプションルームに戻ってテイスティング。
最近のヴィンテージのディスプレイ。
ここ、滝のように水が流れているインテリアかと思えば、スピトーンとして使えます。
① Sarget de Gruaud Larose 2008 ② Chateau Gruaud Larose 2004 ③ Chateau Gruaud Larose 1989 (有料試飲)
① は赤い果実のニュアンスにチャーミングな印象。すみれやグロセイユを連想させます。フレッシュなワイン。
② 黒めのルビーを呈し、エレガンスが増します。余韻も長く①との差を感じさせてくれますが、グレートワインかと言うと??
③ スムースでシルキーな引っかかりのない液質。余韻も長く、無難に美味しいですが、もうちょっと熟成の魅力的な面を見せて欲しいところです。
① Hauts de Pontet-Canet 2008 ② Hauts de Pontet-Canet 2006 ③ Hauts de Pontet-Canet 2003
① 一番若いヴィンテージから。この3つのヴィンテージの中では一番弱いのではなかと予想。液質はスープル(滑らかでシルキー)。エレガンスを存分に発しているワイン。今飲んで美味しく、2~3年後は落ちて印象。
② 香りは'08とは全く違い、黒胡椒のようなスパイシーさもあり、エロカッコ良い感じ。笑 表現としてあまりよくありませんが、誘う様な甘さを感じたのだと思います。08と対照的に黒果実の印象。ボリューム感はありますが、エレガンスさにやや欠け、輪郭がぼやけている感じ。余韻もやや短め。なるほど、'08とは全く違います。
③ 暑かった年のワイン。スタイルとしては'06よりの印象。甘い香りが漂い、香りは3本の中で一番強いです。熟成香もややありながら、まだ果実味があるワイン。
造り手の情報から推察するに、パーセルの名前がついているワインは4つ。つまり、パーセルの名前がついていないLes LasとLes Gouressesがこのセレクションに入っているか。もう1つのキュベ、Decouverteに使われ、6つのパーセルをセレクションされたものがこのキュベに使われているのではないかと思います。と思ったら、日本のサイトに情報がありました。Les Platieres, Les Maroques, Les Las, Les Gouresseの4つのパーセルのV.Vのアッセンブラージュだそうです。