ワイン好きのリヨン日記。 -19ページ目

ワイン好きのリヨン日記。

France, Lyonからのブログ。ワインを中心に。

6月になり、やっと、暖かくなってきました。というより、いきなり暑いです。

やはり、予想していた通り、5月までの天候は葡萄にも影響が出ているようで、ボルドーは収穫が10月にずれ込むことが確実とか。

他の地域でもおそらく収穫が遅れるのでしょう。これからの季節は病気との闘いみたいです。



前回のヴィラージュとは異なる印象のようです。

濃いめのルビー。干し葡萄、黒系の果実、革、土っぽく、リキュールのような香りがします。ヴィラージュものより明らかに重心が低そうで重そうな香りです。その上に、甘く誘われるような甘美な香りが漂っています。

飲んでみると、やはり重心は低め、09ですが、野暮ったい感じはありません。後味がスパイシーですが、マルサネだからか、変な重さはなく、ピュアリティが残っています。
今、美味しいですね。

しっかりと軸が感じられ、このクラスになると美味しくなってきますね。

コンスタントにこのクラスが飲めれば良いのですが。

これから暑くなってくるし、赤は減りそうですね。。。

バンキュバンして2日目:香りも全開でムンムン香っています。味は全く落ちることなく美味しいです。


巷で(?)有名なマキシミン・グリュンハウスのアルテ・レーベン・トロッケン09。

ケルンに行った際にワインを探しまわって、最終的にデュッセルドルフで見つけた1本。なので、1本しか購入していません。


色はやや濃いめのレモンイエロー。


開栓直後の香りは硫黄、還元香が。グラスでスワリングしていると抜けました。それでもペトロールっぽい香り、敢えて言えばややシトラス系の香りもします。

1口目のアタックは印象的で酸が高く、しばらく残るミネラル感。まるで果実を食べているような柑橘の香りが口に広がり、残ります。

そのまま1杯目をゆっくり飲み進めていると、温度もやや上がり印象も変わりました。

丸い果実味、しかし酸とミネラルの共存が口の中で起こっています。


でも、前回のロバート・ヴァイルもそうだったのですが、丸いと思ったら酸とミネラル。これって、リースリング特有の感覚でしょうか?

2日目も全く落ちず。でも、還元香っぽい香りはずっと健在。
味わいもシャルドネとは全く違いますね。当たり前ですが。アルザスのリースリングともやっぱり違います。

ドイツ人がワインを飲まない理由は結局の所、なんでしょうか?

6月になりましたが、リヨンは結構寒いです。雨も多い。。。

一部メディアでは今年はフランスに夏はないとか言い出す程で。感覚的には1ヶ月くらい遅れている感じでしょうか。

白アスパラをはじめ、季節の野菜・果実が市場に出始めましたがまだはしりでそう美味しくありません。今年の葡萄畑は大丈夫でしょうか。。。

さて、同時にこの時期になるとフランスではロゼが出始めます。本来であればテラスで気軽にロゼを片手にランチなんて光景がそこら中で見られるのですが、今年はそれも遅気味。


フランスに来てから気軽に飲めるロゼが好きです。
圧倒的にプロヴァンスが多いですね。難しいこと考えずにワイワイ飲むのに最適。




大したことないロゼですが、きれいな色で南から来ているのに冷たい風を感じたり、桃のニュアンスを感じたり、清涼感のあるハーブを感じたり、結構楽しいです。

プロヴァンスのロゼは力強さもあるので、意外と地中海系の料理とか、トマトを使った料理とか、良いかもしれないですね。



ケルンに行ったときにやっと見つけた酒屋で購入したワイン。

大量のビールの片隅にちょこっとワインが置いてあって、これしかまともそうなのはありませんでした。






薄いレモン色。

香りは強くありませんが、小さな花の香り。

白桃、グレープフルーツ、心地よい酸があります。


丸く、ボリューム感もありますが、酸もそれなりにあり、アフターに酸が口内を引き締めてくれます。


バランス感が良く、コストパフォーマンスはかなりよろしいのではないかと思います。下手なシャルドネより美味しい。


久々のピノノワール。のような気がします。

どうしてもブルゴーニュが飲みたくて(何故か村名とかではなく’Bourgogne’)、いつもいくワインショップを探したのですが中々見つからず、以前から知っていたこれを。

2007で、あんまり良い印象を持っていなかったので、これまで買うのを控えていました。


日本にいるときに飲んだことがあったのですが、その時の印象も特に覚えていなく、大抵覚えていない時は特に美味しくもなく、不味くもなく・・・ということが多いので手を出さなかったということもあります。





ルイ・ジャドってボーヌの大手のネゴシアン&ドメーヌとかしか印象がありませんでした。2年前に直接訪問を依頼したときは素人はダメと言われて以来あんまり近づいてなかった気がします。笑



はっきり言いますと、悪くないです。2007というヴィンテージと、下級キュベということを考慮するといやいや、むしろ予想以上でした。


って言っても、ある意味「飲まず嫌い」的なことがあったわけですが。。


色はやや熟成が始まっている感じが取れる色です。リムに向かってピンクからオレンジに僅かに変わりかけている様子。

香りは意外と上がってきます。ブルーベリーに、小さな赤い果実が混ざった香り、甘く微かにスパイスが混ざった誘われるような香り。

味は結構好みです。軽いと言えば軽いのかも知れませんが、酸が高めで小さな赤い果実味と混じり合っている味わい。ピュアリティがあります。尖っていたワインが丸くなり始めている。そんな感じです。


しっかりした豚のグリルとかそういうよりも、鶏か、和食系が合うのかなと思います。といっても今夜はポテトグラタンですが。。。

Cote du Lot Rocamadourというアペラシオンの飲んだことのないワインを頂きました。

よくわからないので地域を調べてみると、なるほど、Sud-Ouestという分類に入る、いわゆるフランスで大量に消費されている地域のもの。

調べる前に開栓し、良く知らないワインなので半分ブラインドで飲んでみました。





香りは結構アロマティック。甘い香りに金属っぽい香り、それからミネラルを感じるミネルヴォアに見られるような香りもします。

色は明るめのルビー色、綺麗で、色を見る限りシラーやグルナッシュの割合が多いような印象はありません。

飲んでみると・・・ちょっと不思議な味。というのも、パワフルではなく、結構丸く、飲みやすい、メルローのような甘さと近づきやすい印象があります。最初はボルドー系の品種、メルローとカベルネが主体で使われているのかと思いました。

しかし、どこか南仏っぽい、ミネラルっぽい、乾いた大地を連想させる味わいもあります。重心は軽めですが、しっかりしています。何か矛盾を感じるワインです。


飲んだあとに調べてみると・・・なんと、同じビンテージではありませんが、メルロー、マルベック、ガメイという、今までにないセパージュだったのです。


こんなワインもあるのだなあと、新しい発見でした。


ケルンに着きました。フランスではCologne(コローニュ)。香水の発祥の地であるのは有名で、オー・デ・コロンってEau de Cologneと書いて、「ケルンの水」って意味なんですね。

なんでも、ケルンからフランスにこれを持ち帰ったことからフランスで流行ったとか。今や、フランスの方がオーデコロンは多いですね。

さて、ランチはケルン大聖堂を見て、その近くのフリュー・ア・ドム 
Fruh am Domにしました。この時期、温かくなってきているので、フランスでも、ベルギーでも、ドイツでも至る所にテラス席がたくさん出ていて皆ビールやワインを楽しんでいます。

教会をフランスで見慣れていても流石に迫力があります。


このお店、前のテラス席がいっぱいっだったので、満席かと思いきや中はかなり広く、どこでも座って良いような状況でした。


  
ケルンの地ビールコルシュ Kölsch

コルチと発音するようですが、日本人には難しい発音のようです。

ドイツはビール大国なのは有名ですが、ケルンではこのケルシュが何十種類も作られており、このお店はオリジナルのケルシュを作っています。

正確に言うと、ケルシュを作って、それを食事と楽しむためのお店なんだとか。


後に同行してもらったドイツ人にフランスのブラッスリーのようなものかと聴いたら全然違うと言われました。


また、ここではケルシュ以外の話はするなというくらい、ケルンの人々は地元のビールを愛しているんだとか。


ドイツ料理は、いかにもって感じです。


ソーセージ。

ハクス。豚の丸焼きのようなものです。

シュニッチェル。写真ではわかりにくいですが、カツレツのようなもの。


この辺りが代表的な料理みたいです。あとはザワークラフト(フランスではシュークルート)も。


全体的に味付けは濃いめ。おそらくビールをガンガン飲みながら食べるからかなと推測します。

一番美味しかったのはシュニッチェル。あ、写真のシュニッチェルは違うお店のものです。

フランスからベルギー、ドイツと渡ってきましたが、これらの料理を見る限り、ドイツ人も肉を好み、質より量を重視するように思います。でも、味も悪くなかったですよ。


ビールも色々あって楽しい。でもほとんどアルコール4.8%なんですね。

ベルギービールだとダブルとかトリプルとかあって、アルコール10%を超えるものもありますが、ドイツ人はビールも量重視ということでしょうか。





スーパーにはかなりの種類のビールが置いてあり、これも楽しいです。

しかし、驚いたのは、この地域では(少なくともケルンでは)まともなドイツワインを置いているショップがほとんどないということ。

ワインを見つけることができますが、何故かフランス、イタリア、ニューワールドのワインばかりおいてあり、ドイツワインは肩身を狭くしてほんの少し置いてある程度です。


実際、ショップの店員さんと話しても、ドイツワインは飲まないからわからない。と



本当にドイツ人はドイツワイン飲まないんだなあと、実感した次第です。


前日はベルギーの味に舌鼓を打ちつつ、朝食は、やっぱりワッフル。



DANDOY. グランプラスのすぐ近くです。
ここは有名みたいですね。特に日本人に。何組も日本人を見かけました。
ワッフルは・・・確かに美味しい。フワフワでかなり軽やかな食感。見た目大きいですが、軽いのでかなりいけちゃいます。ただし、これで5€近くは高いですね。

他のワッフル屋さん、値段がまちまちですが、相場は1~3€くらい。割高で、話のタネにたべたらいいかなという感じです。







グランプラス。と市庁舎。立派です。

ランチは音楽美術館の最上階にあるMIMとグランプラスからほどなく離れたChez Leonに行きました。Chez Leonに限ってはガイドブックに必ず載っているようです。


この2つのレストランに関しては全くお勧めしません。というか、お勧めできません。


まず、MIMですが、美術館の最上階ですので、眺めは良いです。ブリュッセルの街を一望できます。ただ、それだけ。接客もお客さんの人数と回転率から言えば悪くありませんが、料理の味は極めて普通。メニューも普通。評判のグラタンを目当てに行ったのですが、12時半には既に終了。他のメニューを選びましたが、敢えてこの店をランチに選ぶ必要があるかと言えば、全く理由が見つかりません。


一方で、Chez Leon。ここは接客が酷い。フランスでも(少なくともリヨンでは)見ないくらいの接客の粗さ。キッチンは悪くないと推測します。ホールが全くオーガナイズできていないです。

オーダーは間違えるわ、料理が出来てもテーブルに運ばないわ、自分の担当のテーブル意外はケアしない(これはある意味フランス流)、その結果、近くのテーブルのお客さんも不満顔。全くガイドブックに載せる価値のないお店だと思います。

その上、フランスから来た我々にとってはこのレストランの売りのムール貝は極めて普通。わざわざここで食べる必要は全くありませんでした。



というのも、このお店は苦肉の策で訪問したお店でした。

当初、ちょっと中心から離れた小戯れたレストランに行く予定のはずが、バカンスでお休み。急遽このお店にした訳です。



という、いい訳も虚しく、やはりしっかりした計画は重要ですね。


ということで、そんなことは忘れて、タリスにて、ドイツに向かいます。



TGVと比較して、綺麗で座席幅も広いように感じましたよ。




連休を利用して、ベルギー、ドイツとプチ周遊してきました。

こちらは陸続きなので、空路、陸路共に充実しており色々選択できるので、便利です。

行きはリヨンからブリュッセルまで空路(1時間強)、そこから陸路でドイツのケルン、帰りはケルンからパリ、パリからリヨンと、若干時間がかかりますが、それでも朝ドイツを出て夕方にリヨンまで戻って来られるのはなんとも魅力的。

ベルギー、ドイツと、ビール大国ですので、旅行中はワインより勿論、ビールです。


今回はブリュッセルの旅を少し。

到着したのが既に寄るの7時でしたので、ディナーから。
ディナーはグランプラスより少し西に行った小さなとおりにあるPublico。ここ、オススメです。



口コミも悪くないようでしたので、ここを選びました。中はバー半分、ビストロ半分といったところ。

入ったのが、8時過ぎで、食事の席は満席でした。ウェイターに15分待ちと言われたので、カウンターバーでビールをオーダー。



KaemelietのTripel。初めて飲んだ銘柄でしたが非常に美味しかったです。日本のビールは好きではないのですが、ベルギービールは実に美味い。別物です。

少しすると、席が空いたので移動。15分も待ちませんでした。ウェイターもフレンドリーで、非常に良い居心地です。



ベルギーの食文化は非常に興味深いものがあります。あまり、ベルギーで美味しいものは?と聴かれたら、チョコレートかワッフルくらいしか思い浮かばないのですが、フランスとドイツに挟まれているため、両方の要素が混ざっているように思います。

質はフランス、量はドイツ。

そんな感じが当てはまります。実際、料理そのものはフランスより。ブリュッセルはフランス語がメインで使われていますし、そういう関係もあるのかと。

オーダーしたのはビーフシチューとステーキ。ステーキのソースは赤ワインを使ったソースで結構甘いソース。どちらも美味しいし、ボリュームもかなりありますが、完食致しました。


これで、1プレート15ユーロ前後というのはかなり安いのではないかと思います。パリやリヨンでこのボリュームと質でこの値段は中々ないのではと思います。

フランス語も英語も通じますし、非常にブリュッセルは過ごしやすい、初日のディナーとなりました。


2本目の開栓。

リムがピンクからかすかにオレンジに変わりかけてます。

少し香りは弱いですが、お得意の森・土、キノコ、革、そしてやや樽香。




液質は綺麗目、透明感があります。口の中をさらさらと流れるようなストラクチャー。
小さい赤いベリーと黒いベリーがミックスされているような味わい。アフターに頬の内側がキュッとしまるような酸を感じます。しかし、同時にややスパイシー。

このお得意のアロマとアフターのスパイシーさ、他の村名キュベでも共通しているような気がします。これって、造り方の問題なのでしょうか。

いずれにしても、なんだか、アペラシオンがわからなくなるような共通要素。フランス国内よりも、アメリカやアジアに輸出しているということで、あえてそういう造りをしているのでしょうか。。


村名クラスまで結構飲みましたが、個人的にはクレマン、ブルゴーニュ(ブラン、ルージュ)、フィサンくらいがコストパフォーマンスに優れているのではないかと思います。