ゴリラポッド的なAUKEYのミニ三脚 | Photograph to Life ~生活に写真を~

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AUKEY様からクーポンをいただき、フレシキブル三脚を提供いただきました。

 

 

脚部は伸縮しないですが、俗に「ゴリラポッド」と呼ばれているミニ三脚と同じように脚部が曲げられる三脚です。まぁ、本家は以下のものですね。

 

 

サイズ的には、上記のゴリラポッドよりは10cmほど高さが大きくなるもので、実際にどの程度のカメラまで耐えるか興味が有ったのがレビューをお受けした理由です。

ちなみに、耐荷重性能は800gまでの様子。

 

・シンプルなパッケージ

 

AUKEY製品共通の、無駄のないパッケージ入り。無印製品のパッケージっぽいですが、AUKEYのそれのほうが洗練されているように見えるのは製品イメージイラストの線の細さとフォントのせいかもしれない。

 

 

スマホ対応を謳うだけあって、スマホを固定するためのパーツが標準で付いてくる。GoProなどのアクションカム用のアタッチメントも付属するのは便利。

GoProに限らず、類似のアクションカムはほぼ同じアタッチが使えるのでGoPro以外でも使えます。

 

・雲台

 

雲台への取付けはワンタッチ交換式で、スライド差し込みのクイックシューで無く「はめ込みロック式」となっています。ベースプレートも樹脂製なので重量級のカメラには向かないですが、コンデジくらいなら十分な強度。

ベースプレートは2個付属しているが、出来れば別売もして欲しい。

 

・ロック機構

 

プレートの脱着は雲台両サイドにあるボタンを押して行います。おもったよりも工作精度が良く、ロックしていればグラつきは無い。カムロック式よりもコンデジなどでは有利かもしれない。

 

・素材はABS樹脂?

 

いわゆる「自由雲台」と言うタイプですが、ボールジョイント部も樹脂製。なので、締め付けたままで角度を変えるのはやめたほうが良い。金属製自由雲台の場合は、倒れない程度に締めたままでカメラの向きを変える等出来るが、この製品では摩耗が早くてすぐにだめになってしまうと思う。最も、このサイズでそのような使い方はやらないとは思う。

 

・一眼レフもOK

 

耐荷重性能は800gとなっているが、一眼レフでも入門機クラス(ニコンならD3000/5000)なら十分に対応する。ただし、レンズも純正のキットレンズくらいに留めるべきだろう。

上記画像のカメラは「FUJIFILM FINEPIX S2Pro」であるけれど、レンズは一部改造している「IX Nikkor 30-60mm」を付けている。S2ProはニコンF80がベースのカメラで、樹脂ボディであるために軽量なので、この三脚は十分に実用となる。金属鏡胴でない、100mm程度の単焦点マクロレンズとの組み合わせなら十分に実用と思う。

 

一眼レフを取付けた場合の注意点は、持ち歩く時には「三脚でなくカメラボディを持って歩く」という事。思わぬ事故でカメラを落下破損させないためにも注意したいところ。

 

この三脚を一眼レフで使うメリットは、脚部が自在に曲げられることにある(一眼レフに限らないかw) 通常の三脚では出来ないようなローアングル撮影にも対応可能になるし、脚の曲げ方次第では狭い場所でのローアングル撮影にも対応可能。

 

・よりローアングルに

 

また、脚部を胸に付けるように曲げて「カメラストック式」に使うことも出来る。一般的なカメラストックは「ライフル銃のストック」の様な形で「右肩部分に当てて使い」シャッターボタンはストック側に付くピストルグリップであることが多い。その為セッティングが面倒だけれど、この三脚ならワンタッチで取り付け出来、脚を曲げるだけですぐに使える。シャッターボタンもカメラのそれを使える。

 

・カメラストックとして

 

カメラストックとして使う場合も、3点で支持できるので上下動だけでなく左右のブレにも対応できる。脚部全体にウレタンスポンジが巻かれているので、身体に当てたところがゴリゴリ痛いと言うこともない。畳めばワンタッチ開閉の折りたたみ傘と同程度の長さ、太さに収まるので携帯性も高い。

ストックとして使う場合はカメラの重量もさほど気にしなくて済むので、より汎用性が高いと思う。耐荷重800gはあくまでも三脚として使う場合のモノだからです。

 

やはり、唯一残念に思うのはベースプレートの別売りが無いということ。私のような何台ものカメラを併用する場合はベースプレートは付けっぱなしにしたい。使い方次第で非常に便利な三脚なのでベースプレートを複数持ちしたい人は出てくるのではないだろうか。是非ともベースプレートのみを追加で買えるようにして欲しいところです。