良品計画の「IDEAPARK」はポイント制トイレの落書なのか? | Photograph to Life ~生活に写真を~

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先日作成した「檜と桂のテープディスペンサー」ですが、作成を後押ししたIDEAPARKの提案にコメント付けてみて「IDEAPARKってポイントのもらえるトイレの落書なのじゃないか」と言う疑問が出てきました。

 

参考リンク:スチールテープディスペンサーのカッターを隠せる仕様に!

 

上記リンクの提案は、たしかに1ヶ月前に書き込まれたものです。ですが、本当に改善案として出しているとするなら良品計画がどういう扱いにしているかと言うのが気になるはずです。

まぁ、代表例として挙げましたが、他の提案も「書きっぱなしで放り出しっぱなし」「良品計画サイドが何らかのアクションをしてこなければ放置」「新たな改善案を付記」などしないんです。過去に書いたエントリーでもそのあたりを伺わせる部分は有ったのですが、更にトイレの落書感が強くなった感じです。

 

参考リンク:

他力本願が目立つ無印良品の「IDEAPARK」

無印良品愛用者は何故に建設的なアイディアを出せないのか?

IDEA PARKは「いいねの数で製品化を決める」べき

掲載基準が不明すぎるIDEA PARK

IDEA PARKで建設的提案が少ない訳を考えてみた

 

それでいて、「自分の提案が使われたのでは?」というところには敏感なわけです。もちろん、「提案採用で商品化=マイル付与」という大前提を運営である良品計画が守らないと言うのは問題があります。ですが、単純に書きっぱなしで放置しっぱなしというユーザーサイドには問題がないと言えるでしょうか。

 

IDEAPARKのアクティブユーザーの多くは「商品化されるかどうかにはあまり興味がない」のでは無いだろうか? 実態は、「買い物せずともマイルが貯まり、ポイントが貰える便利な場所」と思っているのではないだろうか?

確かに、「マイル付与という人参を吊るす」ことで「提案(と称した)書き込みの件数は多い」と思う。しかし、実態としては「適当に提案らしいことを書いてマイル貰おう」という感じにしか見えない。だからこそ「自分の案なのに出来ましたにステータスが変わらないのは何故?」「マイル付与したくないんですか?」となる。

 

いっその事、IDEAPARKはみんひゃく式に変えたほうが良いのではないか? みんひゃくの良いところは、「本当に欲しいと思っている人が提案している」ということ。そして、一定数の「ほしい」人が集まると製品化検討するという「提案採用しました」という事以外に何ら特典のようなものは無いということ。

ポイントもマイルも付与されないのに、ただひたすら「こういうのが欲しい」の想いだけで提案している。提案者、賛同者へのご褒美は「製品化して販売される」ことだけ。

また、第三者からの製品化案を積極的に取り入れることがIDEAPARKとの大きな違い。そして、進捗をブログで発信しているのもみんひゃくの特徴です。

 

IDEAPARKは進捗が見えてこないと言うのもよろしくない。提案の検索もやりにくいし、同じような提案がいくつも出てくる。それでいて、似ている提案それぞれを運営側でまとめて管理している様子もない。だからこそ「自分の提案が使われたのにマイル付与なしですか?」という不満が出る。

 

しかし、良品計画によるIDEAPARKの扱いが「(少しは有用な)トイレの落書」としてみているならなんとなく納得できる。

 

・提案を書き込むのは自由

・提案を実現するとは言ってない

・提案は勝手自由に使わせてもらう(コメント含む)

・製品化しても複数の似た提案が有った場合に同じ提案とみなさない

 

かなり乱暴な表現では有るけれど、今年始めの規約改定以降のIDEAPARKの状態というのは上記のような印象がある。

 

そして、参加者側も「マイル付与でポイントもらえるトイレの落書」として使っている印象です。

マイル付与が有るおかげで、提案に対するコメントも提案同様に「◯○だといいですね」という賛同してるけど「本気で欲しいと思えない」モノになってしまう。本当に製品化してほしいならもっと書き方があるんじゃないの?

 

正直なところ、良品計画のIDEAPARK担当に直接会って話し聞いてみたいんですよ。実際のところ、現状のIDEAPARKの運営方法は良品計画にもユーザーにも好ましいとは思えないのです。

 

実際、このエントリーも自分なりの解釈、感想を書いているわけで実態としての良品計画の考えとは違っているのかもしれない。それを解消できるのはまぁ、実際に合って話すことだと思うんですね。

ただ、自分はジャーナリストでないし、単なる無印製品ユーザーの一人でしか無い。それも、積極的に無印製品を使うと言う程でなく「幾多の製品から幾つかは無印製品選ぶ」と言うだけのライトユーザーですから現実には無理なんでしょうねぇ。

仮にやるとなれば、実際に会うというよりも「メールで質問して回答をもらう」でしょうけど、過去の例を見るにあまり現実的ではないですね。