カシオ『EXILIM Hi-ZOOM EX-H10』レビューその四;風景編 | Photograph to Life ~生活に写真を~

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このレビューは「みんぽす」 の無償商品貸出しを利用して書かれています。(詳細は末尾で)

みんぽすさんから借りているEXILIM EX-H10、街中スナップで使ってみました。私の場合は基本的に「建物」「路地裏」など建築物や風景中心。人物を大写しすると言うのはありません。風景の一部として撮る事はあるのですけれど...。

さて、EX-H10のお散歩カメラとしての実力はどうかと言えば、「これ1台で足りるんじゃない」って感じですね。広角側が24mm相当画角なので、かなり近いところからでも建物の全体像を捉えやすい。

Digital Device Life & Work Diary-EX-H10-017 ・水戸市泉町の「セントラルビル」

広角特有の歪みはでるが、上の写真は建物からほんの5mほどしか離れていない。それに、歪みと言っても遠近感を強く感じるという程度の物で、真正面から水平になるように撮影すると全く気にならない。

Digital Device Life & Work Diary-EX-H10-015 ・水戸芸術館エントランスホール

両脇の柱が上すぼまりに写っているが、それが返って広がり感を演出するのに一役買っている。むしろ、この効果を生かして撮影した方が良い感じだ。

Digital Device Life & Work Diary-18-35mm 003 ・D700に18mmでの作例

こちらはNikon D700に18-35mmの18mm端で撮影したもの。立ち位置はほぼ同じだが、写る範囲が違うので若干印象は変わる。歪曲収差はD700に18mmレンズの方が目立たない。ただ、これはレンズの設計に余裕があるかどうかも関係しているので、EX-H10のそれは高倍率ズームで設計が難しいことを考えれば善戦していると言えるだろう。

Digital Device Life & Work Diary-EX-H10-016 ・水戸芸術館のシンボルタワー

このタワーの全景を納めるには20mm台前半のレンズが欲しくなるのだが、EX-H10は広角端でこのように収まる。28mm相当でもそれなりには収まるが、ここまでは入らない。一眼レフのように複数のレンズを持ち歩く必要が無いという意味で、このカメラは最適だ。

ほぼ20日ほど使って感じたのだが、広角側を重視するならEX-H10はお薦めのカメラだ。普通に撮影していて困る事はほとんど無い。
ただ、私個人として不満に感じた点は二つある。一つは「ズームリング」で、シャッターボタンを囲むようにデザインしたなら、人差し指でなく親指で操作するようにした方が使いやすい。
もう一つはズームの使い勝手で、中間域の焦点距離が分かりやすければと思う。
全体としては大きな欠点もなく、コンパクトカメラとしてはもっとお広角なレンズを搭載しているという点をうまく使って楽しみたいカメラだと思う。

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