SIGMA「AF18-35/3.5-4.5」のテスト撮影 | Photograph to Life ~生活に写真を~

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水戸市芸術祭の写真展示を観に行ったついでに、SIGMA 18-35mmのテスト撮影してきた。

いやぁ、18mmの画角を使いこなすのは結構難しい。油断すると20mmあたりで撮影してたりします。一応、18mmで撮影した場合のテストなので18mmで撮ったものだけでレビューです。
全体としての感想は、思いのほか描写が良いと言う事。鏡胴が樹脂で軽量なレンズなのでさほど期待していなかったところがあったのですが、これだけ写れば文句無しです。

Digital Device Life & Work Diary-18-35mm 001 ・水戸芸術館のエントランスの2階回廊に据え付けられているパイプオルガン

ダイナミックにローアングルから狙うと威力を発揮します。若干「樽型の歪曲収差」が出ますが、それを意識的に使うと面白そう。
この写真は絞り開放なのですが、D700のヴィネットコントロールが生きていて、周辺光量落ちがほとんど見られません。ネットでの評判を見ると「18mm側で周辺光量落ちがある」と言う書き込みを見かけますが、D3やD700でなら問題無しと言えそうです。

Digital Device Life & Work Diary-18-35mm 002 ・水戸芸術館のシンボルタワー

このタワー、28mmでは中庭とタワーの先端までを納めるのはほぼ不可能。20mmで辛うじてと言う感じ。これだけの範囲を納められるのは流石18mmという感じです。
このくらいの引きで撮ると歪曲収差は気になりません。

Digital Device Life & Work Diary-18-35mm 003 ・水戸芸術館エントランス全景

パイプオルガンを正面に望んでの撮影ですが、周辺部で歪曲収差があります。ただ、これのおかげで広がり感を表現出来るので欠点では無いと言えるでしょう。

このレンズを使ってみて感じたのは、20mmを切った焦点距離のレンズを使いこなすのは難しいという事。魚眼レンズを使ってみたいという欲求もありますが、使えるシチュエーションは限られる訳ですから常用は事実上不可能。このレンズはズームで35mmまで使えるので辛うじて常用出来るという感じ。
樹脂鏡胴である事、最短撮影距離が0.5mである事に納得出来るならばだが、中古で出物があったら1本持っていても良いレンズだと思う。



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by TREview