第24回東京国際映画祭が昨日、閉幕しました。
滞りなく無事に・・・・。
同映画祭の運営(裏方)は、映画製作会社、映画会社がなんか持ち回りでやっているようで、ここ三年は私の知り合いがいる会社がやっていました。
さて、コンペのグランプリは、「最強のふたり」というフランス映画でした。
作風は、どちらかといえば、なんか米国風のハリウッド風というのかそんな大衆向けな映画でした。ただ、コンペに出ていた作品は、どちらかといえば、秋の夜長を“沈思黙考”するような作品ばかりで、正直、「眠かった」。
一方で、挑戦的で冒険的な作品もなかった・・・・というのもあった。いわゆるアート系やインディーズ的な作風のものもなかった。
ただ、偶然なのか意図的なのか分からないが、コンペに出ていた15作品のうち、「最強のふたり」、観客賞を受賞した「ガザを飛ぶブタ」、監督賞を受賞した「プレイ」は移民問題、民族問題、宗教問題を扱っていたこと。こうしたものは、得てして暗く、そして悲観的なものになりがちだ。
リアルさを追求したら、暗く、憂鬱な気持ちになる。正直「プレイ」はそうだった。黒人の少年たちが白人の少年たちをカツアゲするやりかたは、もやもやとした気持ちが複雑に絡み合った感じで終わってしまった。
「ガザ~」と「最強~」は、登場人物たちに問題がありながらもそれをシュールにかつユーモアを描き盛り込んだ作品で暗くならない。だけど、そのなかに調和、友好、友情といった強いメッセージ性が込められていたのが、
一つ思ったのは、特別招待作品でもよかったのではないかと思えるような作りだった。
それに、今回は東日本大震災で、明るさ、ユーモアさが必要だったのではないかと。それだけに、よく考えれば妥当かなと。
まあ、多くの評論家、記者たちは意外だったとか、残念だったとかいうけれど、私の独断と偏見からすれば、まあ妥当ではないのかと、思った。
ちなみに日本の作品、「キツツキと雨」が審査員特別賞を受賞しました。