かつて、自民党総裁をめぐり、小沢・査定なるものがあった。当時の中曽根康弘首相が、次期総裁をめぐり面接成るものを当時幹事長だった小沢一郎が担当したという。
さて、その面接に出席したのは故竹下登(歌手・タレントのダイゴの祖父)氏、故安倍晋太郎(安倍晋三元首相の父)氏、故宮沢喜一氏の三人。
結果から言うと、竹下氏が総裁の座に就いた。だが、その時、小沢氏の対応が非常に横柄というか上から目線だったことから、多くの敵を作ってしまったらしい。
時がたち、民主党の党首になったものの、いまだに人望がない。というか、好き嫌いがくっきり二つにわれる。
私の独断と偏見から言わせてもらえば、その原因は、ユーモアが無い、表情が悪人面、都合がいいときにマスコミにいい顔をし、悪い時には徹底的に不機嫌な顔をする。つねに高圧的。もし、そのなかでもひとつ、小沢氏に備わっていれば、幾分変わっていたかもしれない。
小沢氏が師と仰いだ、故田中角栄は、ユーモアとペーソスがあった。
たとえば、証人喚問に対する質問を受けた時、小沢氏はあきらかに語気を強めて高圧的な態度で記者たちを威圧した。
しかし、角栄ならこう切り返しただろう。「そりゃあね、君ね~だよ、~じゃ、あるまいし」とユーモアを混ぜ合わせ、会見場を笑い飛ばしてけむに巻いただろう。
「ああ、角さんならしょうがねえなあ」という雰囲気になる。
昨日のあの小沢氏の発言じゃ、敵を作るばかりだし、あらためて「やっぱ親父にはなれないし、角栄の後継には無理」という感じだ。時間がたつにつれ、色あせてくる。