相撲は、日本にとって国技的な存在。
そして、伝統芸能のひとつでもあり、どちらかといえば相撲は武道に入ると言われている。つまり、相撲の本来の姿は、神にささげる奉納のほかに格闘技としての側面を持っているともいえる。ただ、スポーツと格闘技とも違う点を上げるとすれば、礼儀を重んじる世界だということだ。
それが、いつしかスポーツになってしまった。
とはいえ、このとこの相撲界、角界は上へ下への大騒ぎだ。一部のロシア人力士の大麻事件で、北の湖理事長の部屋の力士から陽性反応が出たということだ。それも明確な結果が出たという。
ということは、部屋の責任者である理事長とともに北の海親方の管理不行き届きが明確になったことが日々明らかになってきている。
それにもかかわらず、北の湖理事長は、開き直って辞めるとは言っていない。
ところで、北の海親方が相撲界の理事長になることについて一部から「北の湖で大丈夫なのか」ということがささやかれていたという。
実は、北の海理事長は、生粋の力士であったことが記録に残るほどの横綱だった。しかし、あの態度ですから、少々鼻に付く。
私は、今回に限らず、これまでの大相撲の理事長をつとめてきた人の中で、ひとりだけ忘れられない理事長がいる。故春日野理事長だ。
あのプロレスラー北尾を横綱に押し上げた人だ。しかし、北尾が、問題を起こしたことで、迅速な対応をとった。そのすばやさは、見事な火消しでもあった。
それと比べて・・・。いまの理事長は、潔くない。ある種、なにかに固執しているようでなんか見苦しい。
それに世間と比べて、明らかに思考が柔軟性にかけており、理事長としての素質は、非常に疑問符が付く。
これ以上の問題が出るようになればやめざるを得ないだろう。それにしても、現役時代優勝決定戦になると弱いということが、分かるような一連の騒動の対応の仕方だ。
ここぞというときの決断が、出来ないでいる。案外、相撲の取り組みやそういった精神的な問題も今回の騒動につながっているのではないか。と思えてくる。