期待した人が、それなりに活躍し、それなりの結果を残す。
意外にこれは、難しい話しだ。しかし、水泳平泳ぎの北島に関しては、凄いの一言だ。4年前、金を獲得してから急降下。国内でも勝てない日々が続いたが、米国のハンセンが世界記録を出してからは、がぜん、成績が上向いてきた。
そして、北京五輪で、ハンセンよりも成長してきた、ノルウェーのダーレオーエンが五輪記録を塗り替えてきた。北島にとっては、これは良いように作用したかもしれない。北島にとって記録は重要だが、それよりもライバルの存在を抜きには語れないと思う。
五輪に入ってからのライバルの出現。これは、もっとも北島が欲していたものだと思う。それが、逆に北島の力になったともいえるのではないか。
ライバルが好成績を挙げればあげるほど闘志を燃やすのが北島だ。だから、本当に北京五輪は好条件がそろったのだと思う。
ハンセン(世界記録保持者)、急成長のダーレオーエンの存在に抜きには北島の世界記録は出なかったかもしれないと。
ただ心配なのは、またぞろルール改正を欧州連中(アングロサクソン系民族)が言い出す可能性があることだ。
いま、中国、韓国勢も日本を追いかけ始めている。そこで、多くのアジア人がメダルを取り始めると、ルール改正という姑息で、卑怯な方法で対抗してくることは目に見えている。
その矢面に立たされているのは、柔道だろう。北京五輪でそれが如実に出ている。
日本排斥の動きだ。勝てばいい柔道をモットーに、故意的に足を狙ったり、まともに組もうとせずに逃げ腰で技をかけようとする、かけ逃げを徹底的にやってくる。欧州や南米同士の試合とかといった場合では、みんなまともに組んでいる。まさに日本排斥の動きが明確化した大会ともいえるのではないか。
しかし、これは本来の柔道ではないことは日本人なら首をかしげるばかりだろう。
柔道はジュウドウになり、スポーツになったという人がいる。しかし、同じ反則でも、日本に対する反則は必ずつくことになっているようだ。たとえ、双方に反則があっても対日本戦ともなれば日本選手のみという雰囲気が漂っている。
さらに審判の程度の低さも挙げられる。そういったことから、公式戦から日本式柔道の排斥と欧州風レスリング型柔道の導入という雰囲気なっている。はっきりいってしまえば、由々しき事態だと思う。
ただ、欧州風レスリング柔道は、柔道のファン離れを加速させるだけでなく、柔道自体を弱体化させるものだ。ファンの目からすれば、こんな柔道をしていれば面白くないといわれてそっぽをむかれるのは必定だ。だからこそ、日本式柔道に戻してもらいたい。
もしそれが不可能なら、日本古来の殺傷能力のある柔術の復活を考えても良いのではないか。柔術は、殺傷能力が高いことから、改良され柔道となった。しかし、いまのレスリング風柔道を欧米が望むならば、より実践的な柔術を日本は、柔道のなかに取り込んでも良いのではないかと思うのだ。
それくらいの変革を考えながら柔道を変革させても良いのではないかと・・・・思っているのだが。