うつ病からの回復 -8ページ目

小さな行動を見つけて、うつ病からの回復

久しぶりの更新です。テーマは「小さな行動を見つけて、うつ病から回復」です。




うつ病から回復していくときに、行動することはとても大切です。


それを聞くと、


「よし行動するぞ。」


「明日から、たくさん動く。」


これを目標にしよう。



そんな風に考えるかもしれません。


全く正しい考えです。



しかし、これだと、


できたかどうかが、はっきりしません。



そこで、もっと具体的にする必要があるんです。



「よし、具体的にだな。


具体的に動く。


うーーん。


そうだ、明日から散歩しよう。」



そんな風に考えるかもしれません。


具体的になってきました



そして、元来よく散歩をしてきて、

最近も、朝はすんなり起きて、

着換えて、朝食を食べていた。

そういう方なら、これでできるかもしれません。



もし、そうでなかったら、


散歩なんてしたことがない。


朝は起きても、着替えもせず、

横になってしまっている。


そうなると、散歩するというのは、

かなり大きな行動になります。



そこで、それをもっと小さくすることが必要です。


例えば、


「家族に、散歩しようと思うが、

近所で行けそうなところあるか?」

聞いてみるということもできます。


また、朝起きたら、着換える。


その前に、朝起きたら、カーテンを開ける。


そんな風に、散歩に出かける前の段階で、

今もしていないことが、いくつか見つかるでしょう。



それらを、実行してみることが大切です。


そして、できたことを認めましょう


できても、こんなことぐらいでは・・・。

と、否定的な考えや評価が出てくるでしょう。


そういった否定的な考えや評価を、

打ち消そうとすると、葛藤の渦に巻き込まれます。


それはそのまま置いておいて

「わたしは、今朝、着替えができました。

これは、うつから回復する大きな一歩です。」

という風に、言葉にしてみましょう


できたら、周囲の人や主治医にも、

報告しましょう。


言葉にする、報告するという行動が、

結果的に否定的な考えの

頻度を下げてくれます



行動を小さく小さくして、

実行に移す。


できたことを、しっかり認める。



試してみてください。



うつ病からの回復・・・3か月休みがあって、その間に3億円使えるとしたら?・・・

3か月休みがあって、その間に3億円使えるとしたら?


今日はちょっとわけのわからないタイトルですね。



考え方や、頭を柔軟にしましょうということです。

あなたが、物事がうまくいかない時、

「なんかいい方法はないかなあ?」

そんな風に考えますよね。

そうすると、思いつく考えを、

「それは無理だ。」

「それじゃ効果は知れている。」

と、頭の中で消去していきます。

そして、何かいい方法はないか?

そう考え続けます。

その結果たどりつくのは、

たいてい、いつものあの方法。

余り期待できないけど、

無難だから、

そんなところに落ち着くことが多いんじゃないでしょうか。

うつ病の方の行動を増やそうというときも、

同じことが起こります。

「さあ、何かやってみましょう?」

というと、

「音楽でも聞いてみます。」

「散歩でもしてみます。」

「お笑いのDVDでも見てみます。」

そんなところに落ち着きます。

今、起こっている問題の解決法を、

探そうという時も、同じです。



人の頭は、倹約するようにできているようで、

無駄なことを考えないようにする傾向があります。

一つ思いついたものに、決められると最高!!

そういう傾向があるんです。

今日のタイトルの

3か月休みがあって、

その間に3億円使えるとしたら?」

の問いも、最も頭を倹約すると、

「そんなことがあるはずない。

考えるだけ無駄だ。

やめておこう。」

ということになります。

でも、ここはひとつ、発想を豊かに、

たくさん見つける練習をしていただきたいんです。


条件は、

3か月仕事も家事も一切する義務のない期間が与えられて、

その間に、3億円自由に使える。

そして、その間にもし、お金を蓄えても、

そのお金は、3か月後には使えなくなってしまう。

さあ、どんなことに使うか?

思いつく限り、書きだしてみてください。

最低50は書きだせるといいですね。

書きだしたら、ゆっくり眺めてみましょう。

どんなことがわかるでしょう?

案外、実際にできそうなこと、

やりたかったことが見つかるかも知れません。

また、自分の大切にしようとしている

価値が見つかるかもしれません。

他の方と見比べると、

自分には無かった視点が、

見つかるかもしれません。

そうならなくても、50個見つかれば、

頭は随分柔軟になっていると思います。

うつ病を長引かせる思い込み・・・今日は調子が悪い・・・

うつ病を長引かせる思い込み・・・今日は調子が悪い・・・ 

が、今日のテーマです。



うつ病の認知行動療法では、

気分や身体感覚を重視します。


そして、それを適切に評価する

練習をしていただきます。


それは、気分や身体感覚を感じとり、

改善に利用するためです。



しかし、その方法が時には、

逆に作用してしまうこともあります。



うつ病の回復は、いい時悪い時の、

波を繰り返しながら、進んでいくと言われています。



あなたも、よくなったと思うと、

また落ち込むことは、よくあるんじゃないでしょうか。



そして、波が来ると、

「今日は調子が悪い。」

と、言います。



あなたは、この調子が悪いというのは、

何から判断するんでしょう?



朝起きたら、体がだるい。


気分が落ち込む。


仕事に集中できない。


動悸がする。


急に不安になってきた。



等などからでしょうか?



ここで、質問なんですが、



例えば、


朝起きたら、体がだるい。


という時の、体のだるさって、

どの程度、正確に評価できるんでしょう?



今、体のだるさを感じませんか?


恐らく、感じようと思えば、

感じられますよね。



あなたは、

「いやー、うつの時のだるさは、

全然違うんです。」

と、おっしゃるかもしれません。


確かに、そうでしょう。


うつの酷い時のだるさは、

全く違うかも知れません。


だから、今日の朝のだるさも、

うつのだるさなんです。


そう、結論付けることもできます。



あなたにお訊ねしたいのは、


「常に、正確に判断できますか?」

と、いうことです。



だるさなどの、身体感覚や、

落ち込みなどの気分の程度を、

評価するのは、限界があるのではないでしょうか?


さらに、だるさの原因は、


疲れ、風邪気味、気が乗らない、

体調不良、低血圧、老化、空腹

その他、いろいろ考えられます。


その中から、正確にこれはうつによるもの、

っていう風に見分けられるものでしょうか?



かなり困難に思えますよね。



ここで、うつによるものだと判断すると、

どうなるでしょう。


「まずい、休まないといけない。」

と考え、横になる。


そうすると、一旦は楽になりますが、

体は一層、だるく感じることも多いですね。


そして、気分もさらに落ち込みます。


「ああ、うつが治っていないんだ。」

という結論に達します。



仕事に行けたとしても、


「今日は上手くいかないぞ。」

という目で見ますから、


うまくいかないことばかりが、

目につきます。


「そして、やっぱりうつが悪くなった。」

と、結論付けます。



ですから、ああうつだなあっと思った、

気分や身体感覚が、本当にそうなのか?


思い込みじゃないかなあ?

そんな風に疑ってみることも、

時には役に立つのではないでしょうか?