新型コロナウイルス感染症 感染拡大予防対策として、当院ではご来院いただいたすべての患者様に検温・手指の消毒をお願いしております。また、患者様の診察後、室内の清掃・消毒を行いますのでご案内まで少々お待ちいただくことがございますがご了承ください。
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こんにちは
いつも当院のブログをご覧いただきありがとうございます
前回のブログで爆笑問題 田中さんの病態について滔々と書きましたが、続報を見れば見るほど「？？？？」という感じになってきました。
たぶん、「それ、ほんとに？」と突っ込みまくってる脳外科医が全国にたくさんいると思います
人伝いの情報って何が真なのかわからないですね
まあ、なんにせよ、無事に回復されるのをお祈りいたします
さて、今日はヒアルロン酸と糸リフトの複合治療のご紹介です
【Before】
とてもスリムでお美しい方です
ただ、スリムすぎるのは加齢に関してはちょっと損することが多いです
（ここの頬っぺたのお肉が嫌だー！脂肪吸引したいー！脂肪溶解したいーー！とお悩みの乙女たち・・・その脂肪は将来宝になるから置いといた方がいいよ・・・）
中顔面のボリュームロスとそれに伴うたるみ、下顎の骨萎縮（特に向かって左、青矢印）が認められたため、まずVOLUMA XC 2.5ccで中顔面のボリューム改善と靭帯の補強によるリフトアップ、VOLUX 1cc、VOLUMA XC 0.5ccで下顎の形成を行いました💉
併せて顎のボトックスも注入しています。
【After（直後なのでボトックスの効果は出ていません）】
VOLUXでしっかり顎の骨萎縮も補正され、中～下顔面がすっきりしたと思います。
これで土台作り、輪郭形成は完了です
【費用】 VOLUMA XC 3cc 220.000円、VOLUX 1cc 88,000円、ボトックス1部位 13.970円（全て税込、麻酔・カニューレ代フリー）
【リスク】 内出血、一時的な腫れ・鈍痛・凹凸感、フィラーによる血管閉塞、顎ボトックスによる口角左右差、アレルギーなど
↑左がbefore、右が施術16日後です。ボトックスが効いてくるとより口元が柔らかい雰囲気になります（頑張って口を閉じている感がなくなります）。
もう少しマリオネットライン、フェイスラインをすっきりさせたい、ということでヒアルロン酸治療から約3週間後にシルエットソフトを左右1本ずつ、フェイスラインに沿ってL字に入れました。
before、ヒアルロン酸治療直後、シルエットソフト留置直後、の順番に並べます。
（一番右の正面像、少し顎が上がってます・・・すみません
）
斜めから見た時の、頬外側にある白抜けしているところが糸の入り口になります。
欲張って引き上げすぎるとこの入口がものすごく窪むので、窪まないギリギリのところまで引きます。
思いっきり引き上げたいけど窪みを目立ちにくくするのであれば本数を増やすか、NCOG（にしても本数の増量は必要です）に変更した方がいいと思います。
左右1本ずつでも、かなりすっきりしました
【費用】 シルエットソフト8コーン 2本 89,100円（税込、麻酔代フリー）
【リスク】 内出血、つっぱり感、開口時の違和感、圧痛、感染、糸の逸脱など
こういう感じで、私はヒアルロン酸治療後の「ちょい足し」微調整として糸を少しだけ入れるのが好きだし、おススメです（特にフェイスライン、首）。
糸だけでリフトアップしようとすると結構な本数が必要になります（6～10本くらいかな）。
私はたくさん入れるの、あんまり好きではないです・・・
糸は表面に近い皮膚と脂肪を持ち上げることはできるのですが、骨の萎縮や靭帯の補強はできません。
今回の症例のように顎の骨萎縮がはっきりとわかる場合は絶対に糸ではなんともなりません。
もともと下顎骨は、上図の黄色矢印の部分は血管や神経が通るため少し窪んでいます（自分でフェイスラインの骨をなぞるとところどころへこんでいるのがわかると思います）。
骨萎縮が進むと、もともとへこみのあるこれらの部位はより強調され、さらに皮膚のたるみも加わるとフェイスラインが「W」字に変化していきます。
このような凹みを補填するにはヒアルロン酸やエランセ（私は骨格形成にはあまり使いませんが・・・）などのフィラーによる治療が有効です。
また、皮膚や脂肪を支えている骨・靭帯が頼りないままだと、いくら表面を糸で引っ張り上げてもすぐに戻ってきてしまうのではないか、というのが私の考え方です（糸を得意とされる先生は違うとおっしゃるかもしれません）。
糸リフトを受けたことがあるけど3カ月くらいで元に戻ってしまった・・・という方がたくさんおられますが、そのような場合にはヒアルロン酸でもっと土台となる部分をしっかり補強すると効果も長持ちするのではないかなと思います
一方、ヒアルロン酸ではなかなかリフト効果が得られにくい方（皮下組織が厚い、皮膚が非常に柔らかい、たるみが高度、など）は糸リフトの力を借りる必要があります。
使用する製剤やデバイスも、手順も、できるだけシンプルに
それぞれのデバイスのいいところを活かせる治療を考え、提案させていただけるようにします
最後までお付き合いいただきありがとうございました
黒田でした
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