防人の詩 | 虹の彼方に

虹の彼方に

日常遭遇した理不尽な事への怒りや疑問を書き綴ります。
記事を読み気分を害さたという方は訪問をお控えください。
あくまで共感できるよ!その気持ちよくわかるよ!という方の「いいね!」
嬉しく思います。




突き抜けるような青い空




柔らかな日差し




吹き抜ける風




アカシアの花の甘い香り



















おしえてください
この世に生きとし生けるものの
すべての生命に限りがあるのならば
海は死にますか 山は死にますか
風はどうですか 空もそうですか
おしえてください

私は時折苦しみについて考えます
誰もが等しく抱いた悲しみについて
生きる苦しみと 老いてゆく悲しみと
病いの苦しみと 死にゆく悲しみと
現在の自分と


答えてください
この世のありとあらゆるものの
すべての生命に約束があるのなら
春は死にますか 秋は死にますか
夏が去る様に 冬が来る様に
みんな逝くのですか

わずかな生命のきらめきを信じていいですか
言葉で見えない望みといったものを

去る人があれば 来る人もあって
欠けてゆく月も やがて満ちて来る
なりわいの中で

おしえてください
この世に生きとし生けるものの
すべての生命に限りがあるのならば

海は死にますか 山は死にますか
春は死にますか 秋は死にますか
愛は死にますか 心は死にますか
私の大切な故郷もみんな
逝ってしまいますか

海は死にますか 山は死にますか
春は死にますか 秋は死にますか
愛は死にますか 心は死にますか
私の大切な故郷もみんな
逝ってしまいますか




また






あの季節がやって来る


あなたと訪れた


大連


二百三高地










アカシアの花が咲く頃に