駄目な僕 | clover chronicles Ⅱ

clover chronicles Ⅱ

b-flower・Livingstone Daisy 八野英史の音楽年代記 クローバークロニクル2

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I Just Wasn't Made For These Times / The Beach Boys
Album「Pet Sounds」

邦題「駄目な僕」。言わずと知れた名盤、ペットサウンズ収録曲。
このストレートな邦題をつけた人、なんかすごいな。
意図せずブライアン・ウィルソンへの残酷なダメ出しが発せられているような印象を持つのは僕だけかな?


自分が溶け込める場所を探し続けているんだ
だけど僕は思っていることを口に出すことができない
いつまでも付き合えるような人たちと 何とかして知り合いたいと
僕は必死になっているんだ
頭がいいねとみんなは言ってくれるけど
僕に親切にしてくれる人は1人もいない
みんなそうしてくれないかなあ

対訳:中川五郎さん


作詞をしたトニー・アッシャーは後のインタビューで
「この曲に関しては僕は共感できなかった。様々にお互いが感じていた共通の感覚を共有
 すると言うよりは、彼(ブライアン)の感情を歌詞に置き換えようとしたと言う方が近い」
と言っています。

僕の小学校5年生の頃の日記からまんま抜き出したような歌詞。
うん、そう考えると確かにヒドイ。間違いなく「駄目な僕」だわ。
小5でこんなこと考えてた僕も「駄目な僕」だけど、ブライアンは少なくとも23~24歳の時に
これを感じてたということだもの。