本日、乳がん検診、子宮頚がん健診を受けてきた。

今年に入り、不妊治療では採卵を繰り返している。期待値1を取りに行くためにはどうしたらいいか、またどのようにして不妊治療を終わらせるのか(「どう終わらせるのか」と「どう歩むのか」は直結していると思う)を考えた上での決断だが、一方で自分の身体に負荷をかけている自覚もある。

また、特段深く考えなくとも、誰でも検診には定期的に行くべきだ。

故に、やる気を出して、婦人科のがん検診フルコース(乳がん・子宮頚がん・子宮体がん)を受けようと、子宮体がんの検査ははじめてなのだが、それも受けるつもりで意気揚々と婦人科の門をくぐった。


 この地域ではわりと人気が高く、個人病院としては分娩数も多く、いつも混み合っている印象の婦人科へ。まず、どうでもいいところのホスピタリティが高かった。乳がん検診のエコーのジェルと、検査後にいただける拭き取りウェットティッシュが温められており、ぽかぽかだった。ウェットティッシュは、厚みや大きさの観点からも今まで使った中で一番だった。私は第一子を産んだのも日赤広尾なので、こういう「もてなし系婦人科」は初めてだ。


 だがしかし、肝心のエコーでハズレを引いた。不妊治療のクリニックでは一度もエコー自体が痛かったことがないため、とても油断していた。最初にやった子宮頸がんの検査の痛みはほとんどなかったが、そのあとに続いて子宮体がんの検査もするつもりだったので「子宮体がんの検査をやるならエコーもさせてもらいますね。」という流れでエコーもやることになった。

エコー中、冷や汗が出てきて、「ぐえっ。」「ぐはっ。」「なんか ぐ る じ い。。。」と内心騒いでいたところ(*声には出していない)、「子宮も卵巣も綺麗なので、年齢的にも子宮体がん検査はそんなにお勧めしませんけどね。」とエコーをブッ刺されたまま再び(一度目は診察室で)言われたので、「やめます。」とさっさと白旗を上げた。単なるエコーがこんなに痛いなら、もともと痛いと言われている子宮体がん検査はさぞかし痛いに違いない。風船が萎むようにやる気が消え失せた。

内診の前に呼ばれた診察室でも、希望の書類を提出しているにも関わらず、「子宮体がんの検査は閉経後の方や、不正出血のある方にお勧めしてます。受けられます?」とそもそもやりたくなさそうだった。その時は「受けられるなら受けたいです。」と押し切ったが、その時にやめておけば、子宮体がんの検査をするために必要となったエコーはやらなくてもよかったはずだ。エコーは不妊治療のクリニックでしょっちゅうやっているので、わざわざここでエコーをすること自体に意義は感じない。まったく、単なる苦しみ損であった。


 不妊治療クリニック以外の普通の婦人科にかかると、ごく稀に単なるエコーがとても痛い時があるのは何故だろう。私が子宮後屈(病気ではないが子宮前屈が多数派であるらしい。)であるせいなのか。13年くらい前の話だが、妊娠初期の健診で、ある時、内診がとても痛く、その後お腹が張りまくって、帰り道に道端にしゃがみ込んでしばらく動けなかったことがある。痛む原因がわからないので、防ぎようがないし、ロシアンルーレットみたいで怖い。

同じような経験がある人はいらっしゃいますか。