「権威に従わない」自分の信念(孤独を怖れない確固たる自我の確立=次元上昇)という観点から、テニスのジョコビッチ選手の宿命を見ています。
①8番辛未 天堂星 戌亥天中殺
②出力なし
③日年半会(乙・禄存星が異次元融合)
④主星=北
⑤次元禄存星(2012〜2021年)
前回、次元というのは「それまでの自分のレベルをひとつ上げる」という持論を書きました。
進化占星術でも4つの段階の中に、さらにそれぞれ3段階が設定されています。
しかも、そんなにすぐ「真の姿」をゲットできれば、何度も生まれてくる必要も意味もないですよね。
実際、真の姿を身につけて「泰次元」に入れるのは全体の5%と書かれていて、それはうまくいかなかったというのもあるかもしれませんが、そもそもその段階まで上昇していた人が5%しかいない、とも言えるのではないでしょうか。
※画像は青龍塾「算命学研究室」からお借りしました。
まあこれは、あくまでも私の意見ですので・・・。
宿命、運勢に次元上昇の可能性があっても全員がそれを活用できるわけではないということは原典にも書いてあります。
『この占技は性格や性質を見つけ出すものではありません。本人が所有するエネルギーの次元を見つけ出す方法であります。
もちろん「次元」とは「真の姿」となり得るかということでありますが、人間には諸々の想念の世界があり、その世界すべての次元が高まるというわけにはいきません。
ある一定の時間において、一時期真の姿に一部分なる場合もあれば、天性に真の姿を所有する者もいます。
しかし十方世界すべてというわけにはいきません。中にはまったく見当たらない人もいるわけです。』
「天性に真の姿を所有する者もいる」「まったく見当たらない人もいる」
このように、既にスタートから個人差があることが明記されています。
これは今回の人生に入るまでの、それまでの生き方が関わっていると考えられます。
次元がどう成立するかというと、陽占図において十大主星が陰陽順に3つ連結する時。
たとえばジョコビッチ選手の場合、禄存星(気)→牽牛星(心)→龍高星(体)があるので、内次元に牽牛星が成立します。
『「内次元」とは人体星図(宿命)の中のみで気・心・体の三位一体が成り立つ場合をいいます。
これは大運あるいは年運に関係なく、生涯を通じ、想念の次元を高める能力、あるいは可能性を秘めているということであります。そのために後は人生における努力の中に自然に目覚めるものがあるわけです』
努力の中で自然に目覚めるもの。
内次元を持つのは、その可能性を持つ「必要」がある、という考え方だとしっくり来ます。
外次元についてはまた次回。