「権威に従わない」自分の信念(孤独を怖れない確固たる自我の確立=次元上昇)という観点から、テニスのジョコビッチ選手の宿命を見ています。
①8番辛未 天堂星 戌亥天中殺
②出力なし
③日年半会(乙・禄存星が異次元融合)
④主星=北
⑤次元禄存星(2012〜2021年)
前回、北を権威と見做すのはちょっと飛躍的かと思いましたが、「それもありです」と先生から教えて頂きました。
ジョコビッチ選手の場合、彼個人的における「主星=北」の本意は、
・目上が一歩下がって自分を認めてくれる状況
・そうなれば「この型の運命の力量は宿命的に所有した力量の二倍、三倍と膨大していく」
これが目的だったように思えます。
そして、彼の人間としての「役割」という大局で見れば
「人間の運命の謎は、なぜ生まれて来たのかと考えるところにそれなりの理由があるのです。親と子は決して同格ではあり得ないのです。それなのに神は同格を与えているということに一つの謎があり、そこには続いて来た家系の流れが大きく変貌すると同時に、この型の運命の者の手によって変貌させられるともいえるわけです」
<原典3巻>
北を「親」「家系」という個人的な狭い次元ではなく、「過去=それまでの価値観」と考えれば、主星=北は日干次第では世に新しい世界(価値観)をもたらす可能性を持っていると言えるのかもしれないですね。
この「日干次第」を見るひとつの方法が「次元」じゃないかと思います。
次元上昇の可能性が宿命や運勢に目に見える形で入っていれば「そこにその人生のポイントがひとつ置かれている」と考えたほうがいい気がします。
そこで「それまでの自分のレベルをひとつ上げる」ということ。
あくまで「日干」内での次元です。
進化占星術を世に紹介したジェフリー師もこう言っています。
どんな占星家でも、単に出生図だけを見て、人の魂の進化段階を判断することはできない、ということを理解しておくことは非常に重要だ。判断のためには、占星家はクライアントを観察し、対話する必要がある。
次回に続きます。