「権威に従わない」自分の信念(孤独を怖れない確固たる自我の確立=次元上昇)という観点から、テニスのジョコビッチ選手の宿命を見ています。
①8番辛未 天堂星 戌亥天中殺
②出力なし
③日年半会(乙・禄存星が異次元融合)
④主星=北
⑤次元禄存星(2012〜2021年)
今日は、先日ご相談いただいた方と対面。
いろいろお話していくうちに、若いときからテニスに親しまれてきたことがわかり、ジョコビッチ選手について聞いてみました。
すると、「彼はもう完璧すぎて別次元です」と。
彼のプレーは彼にしかできない。どんなテクニックにしても彼だけのもので、とにかく「隙」がない。
フィジカル面はさることながら、試合の途中で崩れることがあっても、すぐに自分で回復してしまうメンタル力がすごい。
あまりにも完璧すぎて、手が届かなすぎて「悪役」なんですよね、と笑って話されていました。
以前シュテフィ・グラフという女性のテニス選手がいましたよね?と振ってみると、彼女もすごかったんだけど、今はグラフが活躍した時期に比べるととにかく強い若手選手がいっぱい生まれている、
その中にあって、あの年(37才)であれだけの活躍ができるというのは驚異、みたいなお話でした。
でも、それだけテニスでは完璧なのに、とても人間らしい一面もあって、それがおもしろいんですよね、と。
彼について書きたいなと思った記事にもこうありました。
ジョコビッチは物凄い成績を上げているのにメディアでもいい事は言われません。とにかくまるで世界全部が彼を嫌っているかのような印象操作をされています。私の周りのテニス好きの人達もみんな彼が嫌いです。
すごいですよね、自分の仕事において完璧なのに嫌われるって。笑
(でもそれってよく考えるといろんな例がありそう・・・・)
人の感情ってホントにおもしろいというか、左右される基盤が興味深いですね・・・。
この記事を書き始めた時、位置法でなんとなく彼の「北=主星」を使って「権威に従わないメンタル」を説明ができる気がして、なにげなく項目に入れてみました。
なぜかといえば、「権威=北」とイメージしたからです。
自分と権威は同等で、だから怯(ひる)むことがないのかなと。
彼がテニスを始めたきっかけをwikiで見るとこうありました。
ジョコビッチの父親は元プロスキー選手で、優れたサッカー選手でもあった。両親はノバクの幼少時、セルビアのコパオニクでピザ屋を経営していた。
両親が経営するピザ屋の、道路をはさんだ向かい側に、たまたまテニススクールが新規オープンしたので、4歳からテニスを始めた。そのテニススクールに、もともと世界ランキングに入っていたような女性テニス選手がコーチ役で在籍していて、幼いノバクの才能を見出して「天才」と褒めたたえてくれたので、テニスを熱心に続けることになった。
これこそ、主星=北ですよね。
親や目上の資質によって、状況は大きく変化します。
自分と親(目上)の力量がそれほど違わなければ、親と同じという状況を満たすことはそれほど難しいことではありません。
そのために努力もできるし、実際に近づき、超えることで成長します。
大事なことはその時に、両親(目上)が一歩下がって自分を認めてくれる状況がうまれるかどうかです。
そうなれば「この型の運命の力量は宿命的に所有した力量の二倍、三倍と膨大していく運命を持っているのです」となります。
私が当初考えた、「目上に怯むことがない」というのはいわゆる「自然な形」の「主星剋主星」だったかもしれません。
「剋する」ことは、越えていくイメージがありますが(やっつける、傷めることではありません!)、それ以上に、相生ではないゆえに意識しながら目上と相対できるという強みがあります。
ただ、この形は一歩間違えると、目上に対しても臆せず、自分勝手であったり、利用したりみたいなことも起こります。
自分の方が強いことが自然なので、外から見ていると、失礼な人、無礼な人にみえることもあります。
よくいえば、どんな目上であっても、剋による距離感によって、自分と北の環境において、冷静に対峙してありのままの自分を曲げずに生きることがきます。
また、剋構造には、人間的な努力や礼を保つことが含まれています。
これを怠ると身勝手になります。
親や目上に自分なりの影響を与えることができるという言い方もできます。
一方で、自分は北の影響を受けにくく、主星を曲げることなく発揮できます。
結構当てはまってるかと思いましたが、彼の場合は北=主星でこそ力を発揮できたんですね。
いや、力を発揮するための北=主星と言うべきか。
結局、権威=北という私のイメージは的外れでした。笑