え〜、しばらく「時間について」を書いてきましたが、

 

ご紹介していた

 

 

 

 

この本の巻末に、まあ当たり前ですが、

 

勝手に内容を使うなと書いてありますので、

 

非常に残念ですが前回まででご紹介はおしまいにしますm(_ _)m

(このシリーズ自体削除するかもしれません)

 

せっかく読んでくださっていた方には申し訳ありませんが、

 

ぜひ続きは実際にこの本を手にとって読んでいただけたらと思います。

 

 

 

 

さて先日、映画でも観てリフレッシュしようとamazonprimeのタイトルをつらつら見ていたら

 

 

 

 

大好きなクライマーの山野井泰史さんのドキュメンタリー映画が上がっていたのですぐに鑑賞しました。

 

 

 

10才の時に初めて本格的な山登りを経験。

 

小学校の卒業アルバムには

 

「酸素ボンベなしでエレベストを登りたい!」と書き

 

(当時無酸素でエベレストに登った人はまだいなかった)

 

中学生でロープを使ったロッククライミングに憧れ

 

高校在籍時にはすでに国内の大きな岩場をいくつも経験するロッククライマーになっていました。

 

 

 

 

これまでずっと急峻な岩壁をその身ひとつで登り、そして生きて降りてくること

 

(しかも単独・無酸素・未踏ルートで)を繰り返してきた人です。

 

 

 

彼は2021年、登山界最高の栄誉と言われる、

 

「ピオレドール生涯功労賞」をアジア人として初めて受賞。

 

 

 

その山野井さんの生き様と想いをいろんな視点から追った作品でした。

 

見どころがありすぎてなかなか絞れないんですけど

 

やっぱり宿命を見せていただいて・・・・。

 

 

 

①42番乙巳・日居天中殺

②日年律音

③日月・月年干合

④東天運

⑤主星司禄星

⑥月支の母

⑦日支・年支・月干の正妻

 

 

①乙巳は日居天中殺。

 

ちょうど青龍先生が日居について書かれていました。

 

 

 

「精神の貴人、現実の野人」

 

このキャッチコピー(?)、山野井さんにはピッタリだと思えます。

 

生きる場所が南北の精神しかない。

 

 

 

彼は凍傷で足と手の指、計10本を失っています。

 

それでも岩の間の細い隙間に残った指を差し込み、

 

垂直だけではなく、オーバーハング(山の切り立った斜面が垂直以上の角度になっており岸壁の上方が下方より突き出ている箇所)の岩壁を登っていきます。

 

 

失った指の先が変形して太くなってしまい、うまく岩の間に入らないので

 

「ハンマーで叩き潰してやろうかと思う」

 

と笑う山野井さん。

 

「叩き潰して粉々になったら、指先が入りやすいじゃない」

 

と。

 

 

 

彼にとって、肉体は岩壁を登るための道具なんですよね。

 

精神の目的を達成するための道具。

 

それ以上でもそれ以下でもない。

 

 

 

山野井さんほど日居の精神を純粋に生きている人もちょっといないんじゃないか

 

そう感じますね。

 

 

 

②日年の律音。

 

以前、登山家に多いエネルギーを調べたことがありました。

 

その時、日年律音というのも目立って多かったんですよね。

 

45人中10人いました。

 

 

日年比和というのは心が入らないため、

 

四の五の考えず行動と結果を直で一致させるような作用。

 

 

試行錯誤を厭わず、行動と結果が一致するまで

 

どれだけでも努力することができます。

 

 

 

この映画を観てから

 

 

 

 

山野井さんが書いたこの本を読み始めましたが、

 

日年の比和が果たす役割をひしひしと感じました。

 

 

 

ひとつひとつの動きを確実にこなし、

 

小さな決断を繰り返すことでしか

 

命を守れない世界。

 

小さなミスが一瞬で死につながる世界。


 

 

今回は「その目的を遂行する」ためだけに創られた宿命に圧倒されるような、そんな気持ちになりました。

 

 

続きます。