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陥穽

陥穽(かんせい):落とし穴
詐称・詐欺・偽装・・・世の中はさまざまな陥穽に溢れている
騙されちゃいけない、なんて事書こうと思ったけれど・・・
感想文が多くなってしまった(^^;

17年前、某家電製造会社のとある家電品設計部にいた私に、販売応援の順番が巡ってきました。

約半年単位で、各職場から選ばれた数名の社員が全国各地の量販店に送られるシステムで、販売の応援目的もさることながら、設計や検査、製造に携わる者が、自社の製品を直接お客に売ることで、消費者の意見を製品にフィードバックするという効果もあります。

私は、別々の職場から選ばれた(順番が回ってきた?)5名と共に、大阪駅付近にある関西営業所に出向となりました。

5名は販売点をバラバラに派遣されましたが、毎週月曜日に営業所への報告が義務付けされていて、その時だけ顔を合わせることになります。

# ちなみに、私は宝塚IC近くにある某家電量販店に配属されました。

報告は、たいてい午前中には終わるので、報告の後はそれぞれ販売店へ向かっていましたが、2ヶ月目に入ったころからは、全く行かなくなりました。

本来の職場(設計の工場)であれば週休二日ですが、販売応援先では週一しか休みはないのです。
# 販売店の従業員は、月6日間の休暇がありました。。。

営業所でも、午後は販売店に行けとは言われていませんし、営業所に出勤しているので、休みにもなりません。(当時はそう認められていました。今は知りませんw)ですので、月曜午後は、全員こぞって遊びに行くことが多くなりました。

とは言え、昼間から飲みにゆくわけもなく、精々が映画を見に行くか、名所の観光する位しかありません。私ともう一人以外は妻帯者でしたので、金銭面での自由度もありませんしw

そんな時、観にいった映画が、天使にラブソングを…でした。
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ネバダ州にあるクラブ・リノ歌手ドロリスは、ギャングで愛人でもあるヴィンスが殺人を犯す現場を目撃したことから、逆に命を狙われる羽目になった。
ギャング同士の殺人事件を担当した刑事サウザーを頼ると、彼は身を隠す場所として聖キャサリン修道院を紹介した。
どちらかというと光の当たらない場所で生まれ育って働くドロリスの、最も遠い位置にある存在であった。
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ゴーストでのやかましい占い師の印象しかなかったウーピー・ゴールドバーグ主演の、どたばたコメディくらいにしか思っておらず、周りに流される形での観賞もであり、それほど期待もしていませんでした。

が、その考えは徐々に打ち消されました。

特に、ウェンディ・マッケナ演じる修道女メアリー・ロバートが、歌に自信を持つシーンで、ゾクリ、と鳥肌がたったのを未だに覚えています。
# ちなみに、メアリー・ロバートの声は吹き替えです。

そうなってからは、『Salve Regina』によるデビュー(?)の衝撃、『My God (My Guy)』の芝居がけたアレンジに魅せられて、ラストの『I Will Follow Him』で回心したくなるほどの強い刺激を受けて終演となりました。

それと、ふくよかな女性と、おば(あ?)ちゃんたちがこんなにも愛らしく見えたのも、これまた初めての経験でしたw

ストーリー的には、まぁ出きすぎかなとも思えますが、そんな些細なところ(違?)は気にならないでしょう。

ちなみに、ハリーポッターシリーズ(あまり興味ありませんがwww)のマクゴナガル先生役のマギー・スミスが、ドロリスを受け入れがたい存在として扱う修道院長役で、いい味出しています。

youtube で映像拾いながらこの記事を書いていますが、本編が観たくなりました。

週末、観よっと♪

とりあえず、youtube 貼っておきますので、ハイライトでお楽しみ下さい。
Salve Regina


My God (My Guy)


I Will Follow Him


今日はここまで。

天使にラブ・ソングを… [DVD]
ウーピー・ゴールドバーグ (出演), マギー・スミス (出演), エミール・アルドリーノ (監督)
陥穽-天使にラブソングを
シリーズ物の性とでも言いましょうか。

続編を紹介するにあたり、どうしても、先の項のネタバレになってしまいます。

先の項↓
滾る血の拳?B・B(横須賀偏)
http://ameblo.jp/closevia/entry-10795865888.html

極力影響の無い程度に留めますが、やっちまった際にはご容赦下さい。

というか、入手困難な書物ですので、変に焦らすのも如何なものかと思いますが。。。

以前紹介した、大好きなボクシング漫画BBの第二部です。
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盟友若林の命に代えた協力を経て、アメリカ・サンフランシスコへ密入国者を果たしたBB
市民権も持たず、見知らぬ土地で頼れるのは己の拳のみ。
しかし、生きる術を考えなければならないBBは、チンピラを殴り倒してしまったことからマフィアに目をつけられてしまうが、ナンバー1のボスの片腕サンシャインにその腕を買われ、闇ボクシングのへと招待された。
闇ボクシング。何らかの理由で、表の境で生きられない男たちが、闘犬の如く戦い、賭けの対象とされているのである。
元アルカトラズ刑務所の地下に作られた広大な会場は、どこまでも深く、広い、アメリカの闇を象徴していた。
そして、その時試合をしていたのは、マシンガン・ハワード。片腕を失った男だった。
一方、日本に残った森山は、ボクシング活動を止め、東大を目指しての受験勉強に明け暮れていた。
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この辺から、徐々にトンデモ系の本性が現れてきますw

かもめを相手にパンチの練習をしたり、身長が3倍近い対戦相手がいたりと、笑っちゃうくらいな設定です。

血で血を洗うマフィア相手に、泥沼化してくるように、次々と強敵が現れます。とはいえ、何かの先頭漫画のように、宇宙人とか未来人は出てきませんwww
それとは気付かないくらいに自然な形で、でも、よくよく考えたらトンデモな対戦相手が登場します。

しかし、少なくとも私が純粋だった連載当時は、そんな異変は無視して、展開に没頭したものでした。

今回紹介している第二章は、起承転結の、の部分です。

新展開に向け、舞台が広がり、役者が揃ってゆく章でもあります。

10センチの爆弾を武器に、BBの快進撃と苦悩が見所であります。

今日はここまで。

古すぎて、画がありません。。。
十年ほど前、自称、読書好きという新入社員が入ってきました。

ジャンルは小説全般だと言うので、どんな作家が好きなのかを聞くと、

村上春樹東野圭吾宮部みゆき ・・・

メジャーどころばかりでした(笑)

そりゃそれなりに面白いだろうよ。

というツッコミは、新人さんゆえ留めましたが、考えてみれば、流行り物は避ける傾向のある私には、その当時、いずれも読んだことのない作家さんばかりでした。

# 村上春樹 は、今だ一ページも読んでいませんがwww

その中でも、特に 宮部みゆき が読みやすいと聞き、中でも レベル7 が最高と聞き、読んでみることにしました。
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一瞬の頭痛と共に動悸に襲われた目覚めの後、奇妙な違和感がを襲った。
白い壁と白い天井に囲まれた部屋、そして、同じベッドの横で眠る女性
いずれにも、全く覚えがなかった。
それだけではなかった。単語や、物の名前、日付、そして、自分の名前も思い出せない。
ふと腕を見ると、そこに数字と記号が書かれていた。
「Level7 M―175―a」
気付くと、彼女も目覚めていた。やはり、記憶をなくしていたのだった。

一方、大手保険会社のカウンセリング部門に所属する真行寺悦子の元に、相談者である女子高生貝原みさおが失踪したと、母親が訪ねてきた。母親から渡されたみさおの日記には、
「明日 レベル7まで行ってみる 戻れない?」
という一行が、最後に記された文字として残っていた。
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600ページを越す大作ですが、主筋では4日間しか経過しません。

過去の回想シーン等は少なからずあるのですが、一日あたりの充実度は高く、どちらかというと凝縮された感があります。

「レベル7」をキーワードにした、二つの物語が展開していきますが、この物語のどこに接点があるのか、解りそうで分かりません。

追求してゆくごとに思考は分散しつつも、しかし徐々に真実が浮かび上がってゆくという巧みな展開が、ページ数を稼ぎます。

基本的には、謎を楽しむ作品と感じましたが、それを生業とする探偵は出てきません。

また、良くも悪くも、読後の達成感をあまり感じられない作品でした。

後を引かないのはフィクションとしての美学とも言えますし、ページ数の割には感銘を受けないという残念さもあるかもしれません。

とはいえ、読んでいるときのワクワク感や、展開の面白さは逸品です。

この後、宮部みゆき の作品を幾つか読みましたが、現時点では一番の作品と思っています。

新人くん(といってももう十年選手か・・・)、なかなか良い目をしていたのかも知れません。

まだ宮部みゆきを読まれたことの無い方は、これを最初に読むと、以降ちょっと物足りなくなるかもしれません。

いや、それは言い過ぎかなw

きょうはここまで。

レベル7(セブン) (新潮文庫) [文庫]
宮部 みゆき (著)
陥穽-レベル7