指を折り
終わりまでを数える
どのくらい。なんて
置いておく
まだ先さ
すごそこさ
決めるのが自分であっては
ならない
来たとき同様
手は無。
だけど、心はたくさん
悔いも罪も
夢も願いも
喜怒哀楽すべて

ねぇ。
どうだった?


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一夜毎に月が
僕の部屋の窓に
近づいてくる
少しずつ入り込んで
顔に肩に背中に腰に
足に着く頃には耐えきれなくて
僕はタブーを犯す。
月明かりの眩しさに
目を覚ませば満ち足りぬ夢
明日の夜には他人顔
まぁいいさ
いつだって夢も現も
大差ない
直に足元を過ぎたら
タブーもあした


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日毎、夕暮れと夜の
境目が西へ落ちてゆく
揺さぶられる心は
もう無くて
それでもつかの間見惚れる
少し休んで少し抱き合って
そのうち境目にあえない
冬がきたらまた
閉じて忘れた振りをしよう。


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