ニューオータニ Kato's Dining&Barで | パクチー&ワイン

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ニューオータニ Kato's Dining&Barで


母のところにアメリカの友人Sさんが来日するので会わないかというハガキが届いた。


Sさんはアーティスト


今から40年以上も前、1年間仙台に滞在。

大満寺の住職西山広宣さんが出版された道元禅師の正法眼蔵の英訳にも協力された。

母とはその頃からの付き合い。

母もその頃は若かったのかな。大して英語も喋れないのに、カリフォルニアのSさんの家に行き、人間力だけで(笑)長期滞在してきたこともあった。

しかし母は現在84歳。

よる歳並みとこころもとない英語力もあり会わないと言っていたが

ここで親孝行^_^

juransonsecが付き添うから再会してみてはと提案。

この度Sさんと母の再会が実現することとなったのである。

母に負担をかけないよう昼食の場所はSさんが宿泊しているホテルニューオータニ内のレストランとしたが、連休中で気の利いた和食の店は全て満席。



唯一予約の取れた和食の店がKato's Dining&Barだったのである。

第1選択の店ではなかったが、そこはホテルニューオータニのお店

格式と静寂と清潔感があり、再会の場として相応しいお店であった。




特別な日だからと、ローランペリエのロゼで乾杯

綺麗な濃いサーモンピンク

グラスにも桜があしらわれている

凝縮感あり美味しいが

お値段もニューオータニ値段で凝縮感があった。


安価に過ぎるランチメニューしか予約できなかったのが懸念であったが、

ホスピタリティを示せるグレードの江戸御膳〜初夏の便りと鮎〜に変更できた

よかった〜

こちら鰹の炙り


オマール海老ウニ味噌焼き

Sさんは、よく物事を考えておられる方

以前よりベジアリアン。肉は食べない。

宗教的理由からではなく、食べるための殺生を最小限にしたいのだと。

...海老はOK。


我々は物を作り過ぎている。

買い過ぎて捨て過ぎている...

持ち物を最小限にして、かつ極力物を再利用したいと。

着ておられる服もご覧のような古布を再利用したもの。


古いものを破壊し、外部から色々なものを取り入れ新しいものを作って行く、そういう日本の現代文化に興味があると。


juransonsecの通訳業もなんとか粗相なく...^^;


食後のコーヒーは日本庭園の見えるガーデンラウンジへ

ゴールデンウィーク中でここが満席だった場合は母を広いニューオータニ内を歩かせることになるなと案じていたが幸い空席あり^ - ^

プレゼント交換をしている2人のおばあさんたち。

なんとなく微笑ましい。


juransonsecは萩で購入したミカンの頭部分のスライスだけを集めたコンフィチュールほか一品を頂く。

選ぶ物は、アーティストだなあ...



コーヒーを飲んだあと、日本庭園を散策。

この頃になると、母は疲れてきていた。

新幹線の時間が迫っているからとSさんとお別れ。


この作品はアンデス文明の出土物の影響を受けてるのかと伺うと、今まで会った数々の人々をイメージしていると。

沢山の違った人々を受けれるのがアメリカ合衆国のコンセプト。

最近のトランプ政権の動きは心配であるとも。


母との関係はベーリースペシャルであると。

律儀な方で40年前に母が書いた日本語を教えたメモを持っておられた。

40年前、今と違って英語表示もなく、誰も英語を話す人がいなく寂しかった仙台での生活において付き合ってくれた母に今でも感謝しているということのようだった。


プリーズ キープ イン タッチ

アブソルートリー

母は再会はこれが最後と思っているみたいだったが、元気でまたSさんと再会してもらいたいものである。


鮎と海鮮バラ散らし寿司

Kato's Dining&Bar
...回廊の喧騒から離れてて静か

料理もまずまず美味しく...

...穴場かな...良かった(^-^)

またここで再会...かな...

ニューオータニの構造が複雑でSさんとどこで待ち合わせるかを決めるの結構大変だったのでね。


Kato's Dining&Bar
ホテルニューオータニガーデンコート6F
電話:03-3265-1111