【買い物弱者】 | TekitouOpinion

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【買い物弱者】
経済産業省によると「住んでいる地域で日常の買い物をしたり、生活に必要 なサービスを受けたりするのに困難を感じる人たち」のことで高齢の方を中心に、全国で約 600 万人いると推計されているという。

さて、「弱者」という表現についてだが、いまいちピンとこない。なぜこの言葉を選択したのだろう。確かに、買い物をするのが困難なのはわかる。みなが全員車を持っている訳でもなく、運転できる訳でもない。ましてや近所に買い物できる場所がなく遠くまで歩くしか方法が無いが、その元気を全員もっているとは限らない。
ただ、買い物に「強い」あるいは「弱い」と決めつける必要があるのだろうか。「買い物上手」という言葉があるが、あくまでもそれは鮮度がいいものを選んだり、安く必要なものを買うといったテクニックをさす褒め言葉だ。
個人的な意見だが、どうも「上目線」な呼び方に聞こえてしまう。「私どもが救ってあげましょう」そういうふうに。
もちろん、救済を実施する人々は、決してそのようなことは思っていないはずだ。これはそのニュアンスをどう捉えるかという問題で、非難の言葉を浴びせることが目的ではない。
【買い物弱者】という言葉が全国紙やテレビでも頻繁に使用されているところをみるとこの言葉に疑問を抱えている人は少ないのかと疑問さえ浮かべてしまう。
それならば、どういう言葉を使用するのが適切なのか。その問いに私はうまく答えることができない。あえていうなら【買い物困難者】、ごろは悪く、単語としてもどうなのだ、と多くの批判は承知の上だ。だが、こちらの方が「大変」「不便」というのは伝わるのではないか。
強弱の話ではない、困難かどうかが問題だと考えた結果である。この問題に関しては引き続き考察と研究をかさねていくつもりだ。