先日、免許証が更新だということで、写真撮影に備えて近所の散髪屋「ダンディサロン稲妻」(仮名)に行ってきました。
椅子に座るなりオヤジに「バリカン?ハサミ?」と問われ、「あ、じゃあ、ハサミでお願いします」と答えたところ、「つっ」と小さく舌打ちされました。
「初めてやんな?どうする?」と襟足にバッツンバッツンハサミを入れながら問われたので、「あ、じゃあ、全体的にすっきりしたいです」と答えたところ、もう一度「つっ」と小さく舌打ちされました。
ちぐはぐな会話が終わるころには昭和のサラリーマンのような正統派七三に仕上がり、毛根をぼてくりまわされるようなシャンプーを受けた後、「どうしよ?顔あたっとく?」と言われたので、「あ、じゃあ、お願いします」と答えたところ、今度は「つっ、つつっ!」と強めで舌打ちされました。
顔剃りが奇跡的に下手なオヤジだったので、顔中血まみれで椅子を元の位置に戻され、オヤジがオロナイン軟膏をぬちゃぬちゃ塗りたくってくれたおかげで血はとまりましたが、昭和風正統派七三・オロナインでバカ殿仕様の真っ白い顔に仕上がり、3000円をふんだくられました。
そのまま免許更新に行くのもアレなんで、いったん帰り、顔をヒリヒリさせながら大急ぎでシャワーを浴び、アレンジしようがない七三のままで外へ飛び出しました。
更新会場は人で溢れ返っており、本人は気づいていないであろう、気合いを入れすぎた「おてもやん」のような、写真用特殊メイクの女性がたくさんいて、ほほえましかったです。
なんとか、七三をごまかせた写真を撮ってもらいましたが、陰鬱な文芸青年風のような写真が張り付いた免許証と5年間の付き合いになりそうです。