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点滅信号に感情移入

甘ずっぱい独身生活 音楽 猥雑 その他愛しいもの なんしか日々。

お弁当に入っているとテンションの上がるおかずは? ブログネタ:お弁当に入っているとテンションの上がるおかずは? 参加中
そもそも、お弁当を食べる環境が苦手です。

個人事務所勤務なので、職員が少なく、事務所内で昼食となると、

笑っていいともを視聴しながら女子職員といっしょにお食事をしないといけません。

あの平和な空気感と謎の閉塞感、

男子がいることで、男子よりエグい赤裸々な女子トークができない女子達の鬱屈感、

カップ麺に大量のお湯を注ぐことによってポットの熱湯が急速に無くなり、

カップ麺を作っている最中に熱湯が無くなるてんやわんや感、

等がイヤなので、ほとんど外食です。


近くに市役所があるので、昼はそこが多いです。

いつもパチスロの話をしているおばさん職員、

全身ショッキングイエローのスーツを着たパンチパーマの女性市会議員、

鰻重のようにギトギトの顔をしたベテランアル中職員、

郊外都市の市役所勤めのせいで、明らかに細身スーツと胸ポッケのチーフが浮いているイケメン職員、

いつも、尼崎競艇の話を持ちかけてくる、戦慄のハイテンション一般人男性A、

食堂の隅でいつも微笑んでいる、そのうちライフル銃を乱射しそうなオーラを放つ一般人男性B、

声がやたらとでかい間違ったタイガースファンの一般人男性C・D・E、

アフリカの謎の姉妹都市の謎の留学生30名様ご一行、カレーライス30人前の図など、


カオスです。


そんな食堂で、

いつも独りで弁当を食べている、カピパラのような男性職員がいます。


点滅信号に感情移入

『カピパラ』


そのかわいらしい外見とは裏腹に、

お弁当はいつも潔くて、

ブリキ箱にパンパンにぶち込まれた白メシにふりかけ2袋を豪快にまぶし、

いっしょに持参している小さいタッパに


ニシン

塩しゃけ

さば煮


などのおかずを好んで入れてきていて、

おいしそうにモリモリ胃袋に掻き込んでいます。


リュックサックからはタイガー魔法瓶が出てきて、

食事の合間にお味噌汁を美味しそうに飲んでいます。


あれを見せつけられると、弁当もいいなあって思ってしまいます。

美味しい白米と焼き魚、みたいなガツンとした弁当がいいなあ。



チェ 28歳の革命。


ベネチオ・デル・トロが、チェ・ゲバラにそっくりで、忠実な記録映画であるところの見ごたえは確かにありますが、

映画として、映画館にお金を払って見に行くか?と尋ねられたら、答えはノン♪です。


スティーヴン・ソダーバーグ監督の映画は、いっつもこんなカンジで、盛り上がりとか、観客の反応とか、ちゃんと考えてんねんやろか?と、こっちが心配になるほど、好き勝手に作りこんでるな~って気がします。

けれど、見方によっては、淡々としたストーリー展開にこそ、真実の重みがあったり、監督のチェ・ゲバラに対する、畏敬の念が込められているのかもしれません。その辺は、個人の受け取り様だな~と思います。


でも、チェ・ゲバラの心酔者みたいなファンが見たら喜びそうな映画なのかもしれませんね。

最近の映画って、戦闘シーンがリアルで、そういう意味ではリアルな映画です。


チェ 39歳の手紙を見てから、もう一度、この映画について判断してみようかと思います。

次は、スラムドッグ・ミリオネア。


恋人と見に行く初めての映画は恋愛映画だと決めていたので、ちょうどいいタイミングでした。

本当に純粋な恋愛映画。

舞台がインドのムンバイっていうのも、これまたイイです。

「生と死」が剥き出しの街で、幼い頃からの恋心を生きていく上での唯一の光にして、

ギリギリの生活を乗り越えて生き延びる主人公の姿が眩しいです。


クイズミリオネアの問題に対して、主人公のギリギリ生活の様々な記憶を呼び起こして、

四択の中からファイナルアンサーをひねり出していく、これが映画の基本構造なので、

問題ごとに過去にフラッシュバックするのですが、それが映画のテンポにメリハリを効かせていて、

飽きが来ないようになっています。


主人公は、スラム出身の青年なので、あからさまに差別されるし、教育もろくに受けていないはずのスラム出身なのに全問正解しちゃうので、警察にイカサマ詐欺で逮捕されちゃうし、正直、見ていて可哀想過ぎます。


でも、なんだかんだでスラムドッグ。

糞尿を浴びようが、親が殺されようが、生き物とさえ扱われなくても、

生きることを諦めなかったら、犬はどこでも生き延びていけるのです。


純粋な生と死と愛が、平気で隣り合わせるような現実にだけ咲く花、そんな作品です。


95点くらい。

ラストの、インド人を納得させるためだけに挿入しました的なミュージカルダンスが、

やっぱり日本人には受け入れがたいぜ、ダニー・ボイル監督っ。