さて、本題へ。
クリーニング屋さんは夏物衣類に「汗抜きクリーニング」をお勧めします。
では、「なぜ、汗抜きクリーニングをお勧めなのか?」ですが、スーツなどウール100%の生地は、基本ドライクリーニングします。
ドライクリーニングでは、汗は取りきれないんです。
ドライクリーニングは、溶剤(油)で洗います。
ですので、バターやラードなど油に溶ける汚れを良く落とします。
油に溶ける汚れやシミを油溶性と言います。
反面、汗やお酒など水に溶ける汚れは、苦手で落とせません。
水に溶ける汚れやシミを水溶性と言います。
水洗いの場合は、この逆になります。
水洗いは、油溶性の汚れのシミや汚れが苦手で落とせない。
水溶性の汚れを良く落とす。
ドライクリーニングとウェットクリーニングはそれぞれ得意、不得意があります。
ドライは油溶性が得意で水溶性が苦手
水洗いは、水溶性が得意で油溶性が苦手
これを分かっていただいたところで、今日の本題に入りますが、ドライクリーニングでは汗などの水溶性の汚れが苦手な為に、完全に汗が取りきれず生地に汗成分が残ってしまいます。
この汗成分が残ったまま収納すると黄ばみが発生します。
黄ばみを防ぐのが水洗いクリーニングです。クリーニング屋さんによって名前が違いますが、汗抜きクリーニング・汗取りクリーニング・Wクリーニング、こんな感じでコースメニューになっていると思います。
汗抜きクリーニング
クリーニング料金は1.5倍~2倍位になりますが、これはドライクリーニングと水洗いクリーニングの、2度洗いをするのと、ウェットクリーニングしますので仕上げ工程が、整形処理をしながらの仕上げになる為、料金が高くなります。
最初にドライクリーニングをして油溶性の汚れを落とし、次に水洗いクリーニングをして水溶性の汚れを落とします。汚れを根こそぎ落とすクリーニングコースなんです。
汗汚れが取れてサラサラな着心地になりますので、来シーズンも気持ち良く着用できますよ。
夏物衣類を収納する前のクリーニングは、黄ばみ予防に効果抜群の「汗抜きクリーニング」をしてくださいね。
カビの原因ともなりますので、このシーズンにきちんと洗って来年の夏も気持ちよく着ましょう!

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