ボンディング加工製品について。 | クリーニングかんだ&メルモ  不入流(いらずりゅう)の師範 3代目奮闘記

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東京杉並区・世田谷区で創業60年以上のクリーニングかんだ・クリーニングメルモを営む3代目の経営や技術(しみぬき・洗い)等についてのお話。ご相談も承ります。

皆さんこんばんは。今日も頑張りました。明日も頑張ります!

さて、本題へ。

今回のお話はボンディング加工について。

ボンディング加工とは生地と生地をウレタンの樹脂(簡単に言うと接着剤)で張り合わせた加工のこと。

洋服の中には賞味期限ならぬ着用期限があるものがあります。着用期限というとその期間がすぎると着れなくなると思うかもしれませんが、簡単に言うと購入時の状態がクリーニングや保管状態、着用環境などによって、変化してしまうという洋服のことです。このことを「経時劣化(時間が経過することで劣化すること)」と言います。度々出てきている言葉ですのでこの機会にぜひ覚えてください。

ウレタン製品(ボンディング加工、ラミネート加工、人工皮革、ウレタン樹脂製品)
期限はだいたい2年~3年くらいといわれています。

しかし、これには、落とし穴があります。

なぜか?これは生地が作られてからの年数です。商品として発売された時期からの年数ではありません。

見切り品のように、期限がギリギリのものや期限を過ぎたものなんかを安く仕入れて洋服などを作れば、新品であろうとボンディングの加工自体は最初のクリーニングでも駄目になってしまうことがあります。

そんなこと皆さん知っていましたか?

多分購入時には、このような説明はありません。

このジャンパーもその一つ。



見た目はものすごくかっこいいのですが



でも、よくみると。

こういうブクブク見たことありませんか?
これはクリーニングを繰り返すことで出てきたものだと推測されますが、これを完全に塞ぐクリーニング方法はありません。

他にも、縫い目が際つきを起こしたり、表生地と裏生地の染料の違いからなる脱色、剥離などいろいろなことが起こります。

このような場合は、お客様にきちんと説明をして理解をいただくほかありません。

トラブルになるケースがありますが、これは商品に問題があるものなんだという風に認識してもらえるとありがたいです。

今日は、ここまで。また、明日。

不入流の師範が施す魔法のしみぬき・復元加工が出きるお店。10年以上前のシミも落とせる技術をもっています。染色補正も出きるお店。

当店では、郵送・宅配便でのクリーニングやしみぬき等を受付けております。一味違うクリーニング・しみぬきをお試し下さい。

また、下記のアドレスでしみぬき相談を行っております。

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