こんにちは、培養部門です。

はじめにお知らせがございます。

阜県に在住の方で、健康保険を適用して実施した特定不妊治療( 体外受精・顕微授精・胚移植 )で2023年4月以降に支払った医療費に最大10万円が助成されます。

よって、最大10万円の助成と高額療養費制度やご自身が加入している医療保険を併用すると自己負担額大幅に軽減することができます。

※詳細や申請方法等については県より今後追って発表がある予定です。6月または7月以降に申請受付開始予定のため必ず領収書の保管をお願いします。

 

 

不妊治療勉強会のご質問の回答とアンケート結果を報告させていただきます。

不妊治療が保険適用になったことで、今後はどのクリニックで体外受精を受けても同じ費用で治療を受けることができます。しかしながら、治療成績はクリニックによって差がみられます。現在、当院の融解胚移植における妊娠率は約56%でありますが、日本産科婦人科学会が発表している全国平均は36%程度であります。

勉強会ではクリニックママのことを知っていただくためにも、不妊治療の基礎知識、タイミング法や人工授精における基礎体温を測定することの重要性と記録の取り方、検査結果の見方、当院における顕微授精の受精率、年齢別の妊娠率と出産率、保険適用と併用して行うことができる先進医療について、費用面から最新医療まで多岐に渡り説明しております。

 

先日行われた勉強会は参加していただいた皆様のご協力により、滞りなく進行させていただくことができました。誠にありがとうございました。

次回は2023年月1日です。今回、ご都合が合わず参加できなかった方もぜひ、ご参加ください。

クリニックママのホームページよりご予約が可能です。お気軽にご予約、ご参加ください。

ご予約はこちら

 

質問コーナーではたくさんのご質問をしていただきました。

普段から多く質問していただく内容をつ抜粋してお答えさせていただきます。

 

「 なるべく早めに子供を授かりたいと思っている場合、タイミング法、人工授精を1〜2回行って早めに体外受精にステップアップしていくことは可能でしょうか?焦らない方が良いのでしょうか? 

 

年齢や体の状態によって回答異なりますが、原因不明の場合はタイミング法1~2回、人工授精1~2回を行ってから体外受精にステップアップすることは正しい判断であると考えます。人工授精で妊娠される方は1回目と2回目に集中しております。よって、3回目以降の妊娠率は低下傾向にあります。また、精子の量が少ない、運動性が不良な場合も人工授精の妊娠率が低下します。

なるべく早く子供を授かりたい場合は、回数を決めてステップアップしたほうが良いと考えます。治療計画にご希望がございましたらお気軽に医師や看護師にお申し付けください。ご夫婦またはパートナー同士の検査結果次第では、こちらから早めのステップアップを提案させていただくこともあります。

 

「 生理のタイミングがクリニックの休診日に重なる場合はどうすればよいのでしょうか? 

 

通常は採卵や胚移植の場合は生理開始日の1日から3日までに受診していただくことを推奨させていただいておりますが、休診日と重なる場合は5日までに受診をお願い致します。また、ご都合が悪く受診できない場合は月経周期を調整することが可能でございます。その場合は月経周期に関わらず受診していただくようお願い致します。

 

これまでの不妊治療勉強会のご質問と回答

不妊治療勉強会の質問の回答と2022年12月「 不妊治療勉強会 」アンケート結果

不妊治療勉強会の質問の回答と2022年10月「 不妊治療勉強会 」アンケート結果

不妊治療勉強会で多かった質問の回答と2022年7月「 不妊治療勉強会 」アンケート結果

 不妊治療勉強会の質問の回答と2022年10月「 不妊治療勉強会 」アンケート結果

不妊治療勉強会の質問の回答と2022年12月「 不妊治療勉強会 」アンケート結果

不妊治療勉強会の質問の回答と2023年2月「 不妊治療勉強会 」アンケート結果

 

「 不妊治療勉強会 」アンケート結果を報告します。

参加していただいた方のご協力により、滞りなく勉強会を開催することができました。

たくさんの方に勉強会にご参加いただき誠にありがとうございました。

今回は月1日( 土曜日 )に開催し、たくさんの方に参加していただきました。

勉強会では満足度の向上を目的としたアンケートを実施しており、今回集計したアンケートの結果をご報告いたします。

アンケート回答者:44

 

 

当院は「 不妊治療勉強会 」に加えて、培養士による体外受精説明会を火曜日・土曜日に行っております。こちらもWEB開催で参加費は無料です。

 

体外受精にステップアップする際はぜひご活用ください

 

クリニックママのホームページ

 

採卵された方や不妊治療卒業メッセージとしてたくさんの方からメッセージをいただいております。

是非、ご覧いただければ幸いです。

 

採卵された方のご感想

不妊治療卒業メッセージ

 

お知らせ

 

当院はPGT-A実施施設として日本産科婦人科学会に承認されています。

PGT-Aを行うことによって、複数回の妊娠不成立や流産を繰り返す方に妊娠率の向上と流産率の低下が期待できます。

 

詳しくはこちらをご覧いただければ幸いです。

PGT-A 染色体異数性検査 )の要件が変わりました

 

PGT-A対象者の方で当院に胚盤胞を凍結保存している場合、採卵を行わずに保存してある胚盤胞を用いてPGT-Aをすることができます。

 

当院でPRP療法を行うことができます。

PRP療法とは再生医療の一つです。

様々な医療分野でPRP治療は行われており、不妊治療分野ではPRP療法を行うと子宮内膜が厚くなるという報告が専門の学会から報告されています。

子宮内膜が厚くなると、移植した胚の妊娠率、出産率が向上します。

 

PGT-APRP療法をご希望の方、ご興味がある方は当院の不妊外来診察を受診ください。

 

文責:培養部門

 

 〔生殖医療専門医〕古井憲司