完全治療マニュアル「アダルトニキビ」③ | 精美スキンケアクリニックのいきいきワクワク情報ブログ

 

■注意しなければいけないこと

 

デコボコがあったり色素沈着が残っているような目立つニキビ跡ができている方に、かなりの割合で指や爪でニキビをつぶす行為が見受けられるので、絶対にやらないように注意が必要です。

また、過度の洗顔やファンデーションの厚塗りなども避けたい行為です。

適度な洗顔とスキンケアは、ニキビの治療や予防に有効ですが、なかには一日に何度も洗顔剤を使ったり、ゴシゴシとこするように洗顔し、かえって皮フに刺激を与えすぎて症状を悪化させていることもあります。

アダルトニキビの場合は、皮フの機能低下が疾患を引き起こすことが多く、保湿性が失われるのはよくないので、自己流の過度な洗顔はやめたほうが良いでしょう。

また、ニキビやニキビ跡が目立つのを防ごうと、つい厚化粧をしてしまうという人もいます。

 

この行為も、ファンデーションを塗る際やクレンジングの際に、ニキビができている患部を刺激して悪化を招くことになりかねません。


ファンデーションの残りかすが毛穴に詰まってしまい、ニキビを隠すためのメイクがニキビをつくってしまうという本末転倒な事態となることも少なくありません。

患部を目立たなくするカバーメイクは必要最小限にとどめ、やはり根本からの治療をしたほうがよいでしょう。

 

自己評価を下げるニキビという疾患

「わたしの肌は汚い」

ニキビで悩んでいる女性には、こうした自分を否定するような思いを抱えていらっしゃる方が少なくありません。

特に家族や友人、恋人などからニキビについて心無い言葉を受けた経験がある方は、そのことがトラウマとなって、他人の視線に過敏になることが多いようです。

しかし、ニキビはきちんとした治療で改善できる疾患です。

治療しないで長期にわたって精神的な負担を背負い続けるよりも、きちんと専門医のもとで治療をして、
自分のQOL(クオリティー・オブ・ライフ=生活の質)を高めることが賢明だといえるでしょう。

ニキビで悩んだり、他人から顔を見つめられるのが嫌だと思うようなら、一人で困っているよりも専門医で治療を受けることをお勧めします。

 

現在では、ニキビ跡を目立たなくする治療もありますが、ニキビ跡ができる前にニキビ跡の原因をつくる炎症そのものを治療するほうが良いに決まっています。

ニキビができやすく炎症や膿などの症状が出ている患者さんは、現在だけではなく将来の美容的観点からも早期治療が望ましいのです。

 

ニキビで悩んでいる人のなかには、さまざまな洗顔剤や市販薬を試したり、皮フ科や美容外科、あるいは民間療法を試した経験がある人が少なくありません。

しかし、それらは効果がなかったり、効果が持続しないこともあるようで、当院のニキビ外来では、そうした訴えを聞くことがよくあります。

特にアダルトニキビで悩んでいる人は、長期にわたって苦しんでいるせいもあってその訴えは深刻にならざるを得ません。

当院のトータル・ニキビ・ニキビ跡・毛穴治療プログラムでは、アダルトニキビも思春期のニキビと同じように治療できるので安心です。

この治療プログラムでは、疾患の症状が治るだけでなく、肌質や体質を改善することによる予防や、デコボコになったニキビ跡をきれいにすることもできます。

 

ニキビという疾患がいったん治っても、すぐに再発することや治療跡がデコボコに残ってしまうことがあっては治る嬉しさは半減してしまいます。

そうした、再発の予防やニキビ跡の改善も視野に入れたプログラムが、ニキビに悩まされている患者さまの「治療への満足度」を高めるものとして好評を頂いています。